あらすじ
急死したサー・チャールズ・バスカヴィルの死体のそばには、巨大な犬の足跡があった。ダートムアのバスカヴィル家に伝わる魔犬伝説は、ほんとうなのか? 遺産相続人サー・ヘンリーの依頼で、ホームズは捜査を開始する。はたして、先に現地に乗りこんだワトスンを待ち受けていたものは? これまで何度も映画化された、最も有名で人気のある長編。
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Posted by ブクログ
初めてに本持った時の感想、「えっ薄い」
冒険(出版社を変えて2回)、回想と短編集読んでいると長編そんなに長くなかったんだなあって思っちゃった。四つの署名はもうちょっと長かったかな
知ってはいるけど詳しくは知らない、アイリーンアドラーも聞いたことはあるけど誰状態で緋色の研究を読んでから3ヶ月。序盤ワトソンのホームズ風推理にワクワク。ワトソン博士だいぶんホームズに染まってるね。まぁおおかたまちがいだったようですが。ホームズシリーズは推理パートは確かに面白いけどホームズとワトソンの会話パートも結構面白いと思う。今回はワトソン出発前と11章岩山の男ラストが個人的には一番好き。
挿絵裏返しの話とか、私のホームズ「バスカヴィル家の犬と、忘れられたバートラム・フレッチャー・ロビンソン」とか読むと本編じゃないけど最後もちゃんと読んでよかったって思う。
バスカヴィルのことパスカヴィルだと思ってた人私だけじゃないと思うんだよなあ。
あと表紙のイラストあるの初めて気付いたんだけど魔犬がなかなか可愛いくて面白い。事件の鍵なのに。
Posted by ブクログ
ホームズの長編三作目。
『緋色の研究』『四つの署名』も好きですが、長編ではこれが一番面白く読めました。
冒険色が強くなってハラハラ感が増し、登場人物も以前より多く謎も多かった気がします。
ワトスンが一人で調査すると聞いていたので、ホームズがいなくても楽しめるのかな…と不安でしたがスラスラ読めました。
お互いにお互いを信頼してる姿が良かったです。
ホームズに褒められて嬉しくなるワトスンがなんだか可愛らしい。
巻末に島田氏のエッセイが載ってたことにびっくり。
相変わらずホームズへの皮肉もありながらやっぱり好きなんだなぁという感じがしました。
次は『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』読もう。
Posted by ブクログ
正直ミステリーとしては犯人は最初から怪しい人物だし(というか他に候補がない)、肝となる魔犬のトリックはほんとにでかい犬でしたーだし、こいつホームズぽいなと思ったらほんとにそうだし、意外性はない。
ただ禍々しい雰囲気の中で頑張るワトスンのホラーアドベンチャーとしてはとても面白かった。
ホームズの期待に応えようと頑張るワトスンが愛らしく、途中でホームズへの手紙形式になる構成も楽しい。
ただ長編の割には事件自体は短編集に入ってそうな話でもあり、描写を丁寧にして無理矢理長編に仕上げたようにも感じてしまった。
Posted by ブクログ
やっぱりホームズは外から見張ってたんだなぁと思った。ワトソンを深く信用するようになってきているみたい。ムアの想像がつかないので、見てみたい。