【感想・ネタバレ】流浪の月 シナリオブックのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人間の嫌な部分が見え、自分を確認する作品。

一般と違うだけで異様な目で見て、その人とその周りの全てを否定する。
幼女と成人男性が関わる事件は、性被害があったという前提で考える。
被害者を哀れな目で見て、可哀想な子というレッテルを貼る。

客観的に見たら、自分はこんな偏見的な考えはないと思うのかもしれないが、実際は多くの人が思っていることで、偏見的な目を持っていない更紗や文のような人はごく一握りなのかもしれない。


人間は過去に影響されるが、更紗と亮では影響の形が違う。
更紗は両親との楽しかった思い出を振り返り、学習としている。
亮は母に捨てられた過去から、愛情が執着へと変わっている。

人間は誰しもが闇を抱えていて、それが合わさった時の化学反応は千差万別であることを学んだ。

これからの更紗と文の人生が幸せであることを願う

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2024年05月18日

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