あらすじ
■15万部突破のベストセラーがポケット版で登場!
「あなたは、何のために本を読みますか?」
「あなたは、何のために勉強をしますか?」
「あなたは、何のために生きていますか?」
おそらく、今以上のよりよい人生を送りたいからでしょう。
もしくは、今以上の仕事の結果を出したいからではないでしょうか?
ですから、本、セミナー、教材といったものに何十万、何百万円と、
使う人がいるのです(それで人生が変わるなら安いものです)。
ところが、そう簡単に人生は変わりません。
アインシュタインは、
「今、あなたがこのレベルに達してきた思考だけでは、次のレベルに上がることはできない」
「今、自分が対面している問題には、その問題の対面したときの自分のレベルでは
乗り越えることはできない」
といいました。
つまり、今までとはまったく違う考え方をしなければ、
今以上の人生を送ることはできないのです。
■そのためには「脳の使い方」を変える必要があります。
本書では、最新の「脳科学」と「心理学」を基にした、
今すぐ使えるテクニックを紹介します。
(苫米地博士の専門分野「洗脳」の技術から「目標達成」まで)
本書で紹介する技術を使って、
3%しか使われていないといわれる脳の残り97%を活用しましょう。
「もはやこれは"認知革命"だ!」と話題を呼び
のちの苫米地ブームをけん引した15万部突破のベストセラーです。
「仕事」も「プライベート」も劇的に変わることは間違いありません。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
残り97%の脳の使い方★4
適当にえらんで聴いてたら興味深い話がちらほら。
洗脳と催眠はどちらも「自分では気づいてない」点で共通するが、催眠は解けるのに対し洗脳は解けない点で異なる。
現実世界以外に臨場感を感じる状態を変性意識という。相手を変性意識下に置くことで思い通りに動かせる。なぜなら同じ変性意識下においてはラポールが必ず形成され、ラポールが形成されると相手を信じ込んでしまうから。例としてはストックホルム症候群。恐怖によって物理的現実世界から切り離され強烈なトランス状態(=変性意識下)となるから。だから売れてる占い師は脅しを使う(あなたにとんでもないことが起こるとか)。
使えそうな情報
・相手を思い通りに行動させる方法
相手の価値基準を変えて自分の基準で行動させる。そのためには相手がコミット(約束する)している価値基準(パラダイム)を構成してるサブパラダイム(フレーム)を書き換えていく。フレームの例:マクドナルドでは注文→支払い→食事というフレーム。フレンチでは注文→食事→支払いというフレームがありその行動を選択するとその行動が完結するまではそのフレームに支配される。フレームを理解すると相手の行動を予測したり、そのフレームをコントロールして相手の行動を変えられる。
フレームを組み替える方法
①相手にフレームを選ばせてコミットさせる。ここで言うコミットはそのフレームの臨場感を上げるくらいの意味。一つのフレームにコミットするとそのフレームを維持するしかないから行動が予想通りになる。例えるなら、電車の線路を作ってその上を走らせる
②もしくはそのフレームからわざと突然切り離して相手が支配できない空間を一瞬作ってそれをこちら側が取る。(エリクソン派のカタレプシーというテクニック)例えるならあるレールを走ってる電車を脱線させて別の線路に切り替える。
例:名刺交換の際相手が自分の名刺を取ろうとしたときに名刺を引き戻す。(この時不自然にならないように自分の名刺の電話番号が間違ってるみたいな感じで) そうすると相手は手を伸ばしたまま止まってしまう(カタレプシーの状態)。これがフレームの中断である。その後何事もなかったように再開するので相手は気づかない。このフレームの中断中にメッセージを投げ込むとフレームが書き換えられる可能性が高くなる。例えば中断の瞬間に「どうぞ緊張せずに」とか「今日はいい商品をお持ちしました」とかいうとそれが刷り込まれる。「いい商品→買う」というフレームが相手の中にあればこの新しいフレームが終了するまで無意識に支配される。
このようなフレームの中断をどんどん重ねていき相手のフレームを崩して繋いでいく。そうすると相手の価値基準が揺らぐ。
僕が思うに、相手が無意識でしている行動をわざとくじかせて相手が意識を向けたところで刷り込むと強くそれを意識してしまうっていうイメージ。たしかにただのティッシュ配りなら印象に残らないが、ティッシュ貰おうとした瞬間に手引っ込められたら意識がそっちに向くってのもあるかも。
メモ
・筋トレが伸びないのはcomfort zone、スコトーマ、ホメオスタシスのせい
・引き寄せの法則の実際は、目標を口に出して意識することで目標がはっきりしconfort zoneがずれてスコトーマがハズレることで今まで見えてなかったものが見えてきて目標達成ができる
・イメージトレーニングが大事な理由
高いエフィカシーを持ち何度もリアルに思い描いたcomfort zoneと現実のcomfort zone。どういう行動をとろうかと迷った時、この2つでよりイメージできている方に傾く。理想のイメージができていなければいつも通りダラダラスマホを見るが、動き出してカフェで勉強してる自分を想像できていればそっちを実現しようと行動ができるってわけ。イメージを強化するためにアファメーションが必要ってこと!これはすごく腑に落ちた。
※エフィカシー:自己効力感と訳され自分ならできるという自分の能力への自信。ベクトルは現在、未来。自己肯定感とは別物。
※自己肯定感:自分の存在への評価。ベクトルが過去、現在。できる、できないにかかわらず存在そのものへの肯定。
Posted by ブクログ
この本を読み進める中で、「大きな夢を実現するためには、“エフィカシー(自己の能力を信じる感覚)”を高めることが不可欠」という点に強く共感しました。
「人生を自分の思い通りにする」ためのメソッドが、この本には明確に入っています。
特に、「毎日過去の自分がよくやったと思うことをイメージし、それをアファメーションとして脳に刷り込む」という習慣は、自分を丁寧に扱い、日々の行動を振り返り、自分の成長を実感する――こうしたプロセスによって、脳が「これは自分の常識だ」と受け取ることが、次のステージに進む鍵になるという著者は言います。
著者の言う「他人を動かす技術」が、時に“操作”や“影響力のテクニック”として捉えられる部分があり、私自身はそこに少しギャップを感じました。
「他人を動かす=人を支配する」的な印象を感じさせる場面があることは否めません。とはいえ、この本を“自分のゴールを達成するために使う”という視点で捉えれば、他人を動かす技術も「影響を与え合う共創」の手段として捉え直せると思います。
「丁寧に、自分の言葉で、日々を改善したい」と思っている人には、この本は非常に使いやすく、強力なツールになると思います。
読み終えた後、自分のゴールを明確にし、それに合わせた“脳の使い方”を意識する事で新しい自分と出会えます。。
Posted by ブクログ
Audibleで聞いたもの。
今までの本でも学んだ内容が書いてあったため、特段目新しいものはなかったが、別の視点という意味で新しい学びがあった。
例えば、コンフォートゾーンの話で思い込みや基準を変えることで、スコトーマが外れて自分の目標が見えてくる、どんどん達成の方法が見えてくる
心理学的な知見からこの部分を説明してるのは、個人的に新しい発見だった。