あらすじ
ある日、白家の総領息子・白碧玉は、自分が小説の悪役で、さんざん嫉妬し虐めていた義弟・白天祐にむごたらしく殺される運命にあることに気付いてしまう。このままではいけないと、天祐との仲を修繕しようと考えたものの、元来のクールな性格のせいであまりうまくいっていない。仕方なく、せめて「公平」な人物でいようと最低限の世話をしているうちに、なぜか天祐に必要以上に好かれはじめた! なんと天祐の気持ちには、「兄弟愛」以上の熱がこもっているようで――!? Webで人気を博した、本格中華BLが、ついに書籍化!! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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天然美形鈍感ツン兄がツボでした
美貌の鈍感ツン受に年下ワンコ攻め。大好物です。
ツンデレではなく、ツンツンでした。そりゃ、たまの微笑に皆が堕ちるよね。
いつもは従順ワンコなのに、愛が大暴走するのもいい!
碧玉が矜持が高く、努力家で、領主一族として役割を全うする姿がよかった。
生き直すことで、違う見方ができて、もともとあった能力を発揮でき、いろんなことが好転していくのが丁寧に描かれていたのもよかった。
転生チートではなく、地道な努力、でも、性分に反することは無理だから、できる範囲で、という碧玉の性格もいい。
想像していたのとは違うけど、面白い性格だった。
ホントーに仕事と白家のこと以外、自分のこともあんまり興味ないのね。
このまま努力が報われるのか、と思いきや、苦難の運命が・・・!
そして当主としての碧玉は、めっちゃ格好良かった!
エロ描写が今ひとつとの感想の方もあるようですが、物語がしっかりしてて、面白かったので、気にならなかったかな。
たしかに濃厚なのもいいですが、ちょっと不器用?なかんじがふたりにはあってる気がします。
碧玉は傾国の美貌に反する恋愛オンチで、天祐は兄上ひとすじ・・・なのに、いきなりエロエロテクニシャンだとドン引きするでしょ。
待てのできるワンコが、だんだんできないワンコになっていますが、ほだされて甘やかす兄(飼い主)も何だかんだ怒りながらも幸せそうでよかった。
可愛い受け
前世の記憶が
読んだラノベのみという斬新な設定の為
そのラノベでの結末を阻止する為だけに
義理の弟に優しくし始めますが
何だかんだで天佑の事を付き離せず
冷酷になり切れてないのに
自分は冷酷だと言う主人公が可愛かった
Posted by ブクログ
試し読みだけのつもりが、止まらなくなって購入!とても面白かった!
文体が好みで、スルスル頭に入ってきてノンストレスで楽しめた。
転生モノで、前世で読んだ小説の悪役と気づいて行動を改めると、何故か自分を殺す筈の攻めが懐いてきて…と、
悪役転生モノの王道だけど、前世を思い出しても人格が変わる事なく元人格のまま行動を改めるのが凄く好みで(元人格どこ行った…?となるパターンが多いので)
人格が変わらないので、急に優しくする事ができず冷たいままだけど、影ながら攻めを見守り、思いやりが溢れていて結果ツンデレになってるのが可愛かった♡
厳しさの中に愛情がちゃんとあって、そんな受けに少しずつ惹かれていく攻めにも納得。
物語は攻め11歳・受け15歳から始まり、二人の関係が少しずつ変化する様子が丁寧に描かれていて、ワンコのように懐く攻めが可愛かった反面、前半はあまりBLっぽく無かったので「ちゃんとエロに発展するのか?」と謎な心配をしてしまったが、後半しっかりエロくなるし何なら攻めが絶倫性欲魔人と化すのでBLとしても大満足◎
1巻で綺麗に纏まってるので、こちらだけ購入しても問題なし。
だけど、無自覚ツンデレ美人な受けと、執着心が強いワンコ攻めのキャラクターが好みで、もっと二人の絡みが読みたい!と思える作品だった。
あまり「転生もの」は好きじゃないのですが、これは話のきっかけだけだったので、読みやすかったです。
感情のないような兄上だったのに、絆されてから順応性高すぎ!もう少し弟を焦らせるような冷酷ぶりで翻弄して欲しかったです。