あらすじ
無人島に漂着したロビンソンは、持ち前の才覚と粘り強さを武器に島の生活を切り開いていく。原文の息遣いを伝える新訳とともに、文化史研究の第一人者が不朽の名作を世界史的経済から読み解く、大人のための翻訳・解説決定版。訳者解説「大西洋世界のロビンソン・クルーソー」
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Posted by ブクログ
子供の時に読んだことがあるくらいだが、
当時もロビンソンの無人島生活を
わくわくしながら読んだ。
特に自分の住処を作るあたりが子供心に
非常に面白く読んでいた覚えがある。
今回この完訳本を読んでみたが、
当時読んでいた少年向けのものが
どれだけ省略されていたのかがよくわかる。
特に大きく違うのは、
ロビンソンの宗教観というものが、
要所で記述されていることだろう。
確かに少年向けにする際にはこの部分を省くよなぁとは思う。
また、序盤が大きく付加されており、
こんな話だったっけと戸惑う。
一度奴隷にされた箇所とか無かったような記憶がある。
また、解説を読み、当時の世俗と合わせて
そういう見方があるのかと。
もし、大人になってから読み直すならこの本はお薦め。