【感想・ネタバレ】幻想の都 鎌倉~都市としての歴史をたどる~のレビュー

あらすじ

「武家の古都・鎌倉」が世界遺産として認められないのはなぜか――。われわれが認識している古都鎌倉は、鎌倉時代そのままの「古都」ではなく、古都の魅力に惹かれた人々が、時代ごとに付け加えてきた由緒や魅力、いいかえれば「幻想」の集大成と言えるからである。日本人の記憶と想像によってつくられた都市鎌倉の実像と魅力を、源氏以前の時代から現在までの通史をたどることで浮かび上がらせる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
第1章  源氏以前、源氏以後
第2章  北条の都から戦国の鎌倉へ
第3章  観光名所化する鎌倉
第4章  幻想の古都

<内容>
タイトルからは、世界遺産にならない鎌倉の恨み節かと思ったが、至極当たり前の「鎌倉都市史」であった。分量的にも、専門的すぎず、うまく鎌倉がまとまっていると感じた。この本からすると、鎌倉を世界遺産にするのは、難しいと思う。市としてももうちょっと旧鎌倉市内(本でいう「鎌倉中」)を周遊できるような手立てが必要だろう。

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2022年06月14日

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