【感想・ネタバレ】正岡子規(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

西洋文明との出会いという衝撃により伝統文化が危機に瀕した明治日本。そんななか雑誌ホトトギスを舞台に、「写生」という新たな手法を創出、俳句と短歌に革命をもたらした子規。国民的文芸の域にまで高らしめ、俳句は今や世界的存在となった。幼時の火事体験からベースボールへの熱狂、漱石との交友、蕪村の再発見、そして晩年の過酷な闘病生活までを綿密に追った日本人必読の決定的評伝。

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Posted by ブクログ

ドナルド・キーンの啄木と子規の2冊を読み終えて、やっと二人への人間感が明確になった。若い頃は、ふたりを混同してしまうことが多かったのだけれど。
本書には描かれていなかったが、僕は正岡子規も同性愛者であった可能性は高いような気がする。彼はそれを隠すために、わざとバンカラなところを見せようとし、薄着で旅に出て、体を壊したのではないだろうか。彼が恋愛した事実も見つからないようだし、遊郭には1回だけしか訪れていないようだし、11歳下の弟子、長塚節だけには、弟子以上の愛を注いでいたという記述がある。もしそうなら、折口信夫のように、カミングアウトしながら生きても良かったのではと思う。
また、啄木よりは裕福な生活を送れたようなので、重体にも関わらず予想を越える長生きが出来たんだろうなとか思ったり。

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2026年06月12日

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