あらすじ
世界の自然や文化のちょっと気になる疑問を解き明かす世界地理の入門書です。「ヨーロッパとアジアの境界はどこ?」「人種って何?」「イスラムの女性が全身を覆う衣服を着るのはなぜ?」など、よく考えてみると意外と知らない事柄を、広く深く掘り下げながら明らかにしていきます。地理の好き嫌いにかかわらず、様々な知識が得られて楽しめる内容です。きっと毎日のように目にする世界のニュースの理解も深まるでしょう。読んで納得、知って役立つ地理のおもしろさが詰まった一冊です。
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Posted by ブクログ
第一章のコラムで列挙された国名の由来がよかった。
●カスピ海
ロシア
カザフスタン
トルクメニスタン
イラン
アゼルバイジャン
以上5ヶ国に囲まれた世界最大の湖。面積37.4万㎢で日本の総面積とほぼ同じ。
流れ出す河川が存在しない、湖水が塩水であることなどから海の要素を持つ。一方、外洋と接続していないことから湖でもある。
・海とみなした場合:国際海洋法条約が適用され、排他的経済水域を主張できる。
・湖とみなした場合:国際法では資源は「沿岸国の共同管理」。
カスピ海の中でも石油や天然ガスの埋蔵量はアゼル・トルク・カザフに偏っているため、この3国は「カスピ海は海」と主張。
イランは湖と主張。
ロシアは当初「湖」寄りだったが近年3国に歩み寄っている。
未解決。