あらすじ
戦慄のファーストコンタクトSFホラー 20年にわたり宇宙開発が停滞した近未来、異星の巨大物体が地球に接近する。急遽結成された探査チームを待ちうける謎と恐怖とは!?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
SF作品として久し振りに大ヒットいやホームランだ。
不思議な天体に探索に行った一向に、次々と襲い掛かる事件。奇想天外な天体の正体と目的。
そして、感動的なエンディング。素晴らしい作品だ。
天体の正体は途中で推測が着くが、もう一捻り有るのは分からなかった。
そして主人公の宇宙飛行士の挫折から再生の物語でも有る。
一つ難点は、天体に関する説明の記述が僕にはイメージしずらく、ちょっと分かりにくかった。
でも、一気読み必至だ。
Posted by ブクログ
宇宙人は存在するのでしょうか?
しかし、よく考えてみると、我々は宇宙〈人〉と言っている時点で自分たちの概念を勝手に当てはめているだけなのかもしれません。人ではないかもしれないのですから。
では地球外生命体はどんな生物なのでしょうか?
エイリアンみたいな感じでしょうか?
地球の概念にあてはまらないのであれば、見えないのでしょうか??
見えないということはすでに存在しているということでしょうか???((((゜д゜;))))
☆☆☆☆
本書はSFであり、ホラーでもあり、ハラハラドキドキの冒険小説でもありました。ちょっとグロテスクな部分もありますが…。
読み終えると、宇宙から帰ってきた気分になれます。
おわり
Posted by ブクログ
最高!
ラーマとエイリアンのベストミックス。
冒頭の柔らかい壁とか布製エアロックとかに惹き込まれ、深夜までの一気読み。
途中の中だるみさえ我慢すれば、タイトルに記される主役と謎解き係の女性博士が後半大活躍。男性陣がほぼ全滅の中、エンディングのどんでん返しが素晴らしく(博士の冷静な判断は女性ならでは?)、きれいな着地点に誘導してくれる。この30ページは圧巻だし、最後の一行は感動モノだ。
実はエンディングは予想の範疇で、やはりそうきたか!なんだけど、そこに至るストーリーがハラハラドキドキで、最後の数行のようやくきたか!感がとても良かった。きれいな伏線回収だな。
女性のドラマではないし、そんな区分は無意味だけど、ラーマつまり宇宙のランデブー延長線かなと思うね。中国ではなく韓国企業があまり良く描かれてないので、これが日本でなくて良かったかな。荒っぽいかもしれないけど、必読の様式美SFだ。
Posted by ブクログ
★3.5
何とも言えんですね。著者は、ホラー作品などを書いている作家でもあります。その作家の背景をしって読むと、本書の中の描写の理解も進みます。
表紙に描かれている宇宙船は、アポロなのかソユーズなのかに似ていますが、時代は2055年。中身ははるかに進んでいる様です。
広い宇宙には、なにが潜んでいるのかわからないので、本書の描写もあながち荒唐無稽と言えないことが怖いかも。