あらすじ
※PDF版をご希望の方は Gihyo Digital Publishing (https://gihyo.jp/dp/ebook/2022/978-4-297-12786-2)も合わせてご覧ください。
2021年7月末にFacebookが「メタバース企業になる」と宣言をして以来(10月には社名を「Meta」と変更),ここ数か月で「メタバース」という言葉を目にする機会も急激に増えてきました。暗号資産やNFTなどブロックチェーン技術への関心の高まりとあいまって,現在もっともホットなワードの一つといえます。とはいえ,そもそも「メタバース」とは何なのか,そんな疑問を持つ人も多く,もっともその実態が掴みづらいワードの一つともいえるでしょう。本書は,「メタバース」がどのようもので,何を目指しているか,多くの事例や実際のビジネス展開例を通して紹介します。また「メタバース」の技術的なしくみやそれを支える周辺技術などにも触れながら,今後のビジネスにつながる情報を提供します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトル通りに短時間で読めてカバレッジも広く、メタバースの入り口として通読に値する一冊。それぞれのページの右半分は図や写真にやる解説で具体的なイメージが持ちやすい点も高評価。
Posted by ブクログ
タイトルの通り、1時間くらいで読めるメタバース入門書!
ゲームとメタバースの親和性が整理されていて勉強になりました。フォートナイトってここまで子どもたちに人気のあるゲームだったんですね・・・。
Posted by ブクログ
令和4年のGWは久しぶりに「いつもの」GWとなりました、あと何年かしたらあの騒ぎは何だったのだろう?と思うことがあると思いますが、私達の行動や思考が変わった転換点として回想されることになると思います。
今年のGW初日は午前中は「曇り」でなんとかテニスができましたが、午後からは雨が降りました。「メタバース」という言葉を本日初めて認識し、すでに娘達は理解していることを知った私は焦ってこの本を読みました。
コロナ勤務で仕事にかかせなくなった「Microsoft teams」という業務用ソフトですが、これもすでにメタバース化されている様ですね。一年以内に社内のシステムも突然バージョンアップされて、否応がなしにこれを使うことになるのだろうと思いました。社会人生活の終盤戦になって、また新たな激動の時代に直面しようとしていることを、ヒシヒシと感じたGW初日でした。
以下は気になったポイントです。
・メタバースとは言葉自体が注目されたのが2021年後半位からなので明確な定義はないが「3DCGの技術でバーチャルな世界を構築した上で、人々がさまざまな交流や経済活動を含めた色々な活動ができる仕組み」であり、一言でいうと「三次元のインターネット」である。日本だと、アニメの「サマーウォーズ」「ソードアートオンライン」のようなSF作品で描かれている(p10)
・2021年の10月にFacebookが社名を「メタ」に変更、メタバース企業としてSNSプラットフォームからメタバースプラットフォームに正式に転向すると発表した、それに続き、マイクロソフトやディズニー、ナイキなどの世界的企業がメタバースに参入というニュースが続き、目下DX、AI、SDGsと並ぶ大注目のトピックとなっている(p14)
・メタバースだと本当に友達とあっている感覚や、一緒にゲームをしている感覚、遊んでいる感覚が味わえる。つまり、リアルとデジタルの溝を埋める「体験」としてメタバースが存在価値を得ていく。今流行りのオンラインライブも進化するだろう、例えば友達と一緒に3Dのバーチャル上のライブ空間にアクセスし、ボイスチャットでおしゃべりをしながら、アバターとなったアーティストが歌う姿を目の前で見る、といったバーチャルライブの体験が実現できる様になる(p22)
・メタバースの場合、ユーザー側は稼ごうという意識ではなく、自分たちの好きな空間を自由に作って遊んでいるだけという感覚のクリエーターも増えてくるだろう(p42)
・メタバースのデバイスとしては、マイクロソフト社が提供する「HoloLens」というMRグラスを使う、MRグラスとは完全に視界を覆うVRゴーグルとは違い、現実とバーチャルをミックスさせて、現実の空間の中に3Dのオブジェクトを現出させるツールである、2022年には「Mesh for Microsoft Teams」という自社のウェブ会議ツール「Teams」との連携機能を提供する予定である(p62)
・NianticはポケモンGOの開発をしている会社として有名で、VRではなくAR(拡張現実)を軸としたメタバースの構築を目指している。すでに「AR+モード」という現実世界の中で本当にトレーなの目の前にいるように見える拡張現実機能を実装している(p64)
・パプティクスとは「触覚」のこと、手に持ったり体に触ったりという感覚を再現できる技術のこと、この技術は最初はゲーム用途で普及するだろうが、やがてそれ以外の用途でも用いられるだろう、一番可能性が高いのは製造業などでのトレーニングである。物理的なフィードバックをある程度再現することができるので、機械や重機の操作方法などを、より実現に近い環境で学ぶことができる様になる(p78)
・現在ではVRゴーグルで右側を向いても実際にアバターが右を向くまでに時差が生じてしまう、1秒遅れただけで人の脳は「VR酔い」してしまう。今はそれを防ぐために画像処理を端末側で行なっている。通信速度が飛躍的に速くなればVRゴーグルはサングラスくらいの大きさになる可能性が高くなる。小型軽量化には通信の進化も重要である(p92)
・バーチャルライブと2Dのライブストリーミングとの違いは、ライブストリーミングが「カメラが撮影した映像を見るだけ」なのに対して、メタバースのライブでは「自分が空間の中に入れる」というところが1番の特徴である、ライブ空間の中に入って好きな角度からライブを観たり、他の人と一緒に踊ったりもできるので「音楽フェスに友達と一緒に行く」のと近い臨場感や一体感が味わえる(p108)
・デバイスを頭部に装着すると、脳の視覚野の電気信号を読み取って、Bluetoothで接続したコンピュータを操作することができる、慣れは必要だが、脳波でパスワードの数字を入力する程度のことはできる(p144)
・メタバースが当たり前になった世界では、メタバースという言葉自体が存在感をなくすだろう。今「普段何をしているの」と聞かれて「YouTubeを見てる」と答えても「インターネットをやっている」と答える人がいないのと同じ、わざわざメタバースと言わなくても、バーチャルな世界でミーティングしたり、友達と遊んだり、買い物したりというのが当たり前になった時に、初めてメタバースが普及した世界になったと言える(p150)
2022年4月30日作成
Posted by ブクログ
メターバースについて浅く広く学べます メタバースについて広く浅く学ぶことができます。しかし、開発など深いところについては触れていないので、専門的なことについては、他の書籍を参照する必要もあります。
Posted by ブクログ
本書のタイトルであるメタバース超入門と言う言葉の通りメタバースとは何かと言うことが全くわからない人もなんとなくの現状やトレンド可能性等について理解できる本 カラーでイラストも多く読みやすい
Posted by ブクログ
メタバースという概念を俯瞰して見るのにもってこいの、わかりやすい本。
混乱を極める現実世界から、VRに一縷の望みを託したいなーと思ったり。
やっぱりBlenderやっとくべき? と思ったり…
SNSでのディスり、批判に飽き飽きしているのでヴァーチャルで楽しく明るい人生を生きたいっす。
Posted by ブクログ
メタバースに関してまったく知識がなかったため、時代に取り残されないようにと購入。目的は果たせた。時代の流れは早いね。。VRゴーグルみたいなものも使用したことがないため、今度チャレンジしてみよう。
Posted by ブクログ
田舎暮らしの視点からはかけ離れた心躍る近未来的な可能性を感じるとともに、注目されるメタバースについての知識を深め、巨額投資や複数の企業が開発に携わる現状から、メタバースが次世代を担う世界だと確信させられる内容だった。
Posted by ブクログ
読んでみての結論。60分ではメタバースはわからなかった。
これからはメタバースがネット社会に大きな変革を起こすと言われているので読んでみた。
タイトルからの私の結論は身も蓋もない感じだが、とりあえずはメタバースの奥の深さというか複雑さはわかった。
まぁ入門編的な位置づけだから、触りだけ理解できれば良しとせねば。
メタバースとは三次元のインターネットのこと。
VR(仮想現実)、MR(複合現実)、AR(拡張現実)などがあり総称してXRと呼ぶらしい。
来たるべきメタバース社会に乗り遅れないためにもう少し勉強してみようかな。
Posted by ブクログ
「メタバースについてなんとなく知っているけどよく理解してない…」人向けの入門書。メタバースの概念や技術、動向が図示を交えながら分かり易くまとまっている。特にメタバースの具体的なプラットフォーム紹介は意外とあるようでないので参考になる。メタバースを学ぶ取っ掛かりにおすすめの書籍だ。
Posted by ブクログ
メタバースとは何か、どのようなことができるか、
企業の取り組みなどが簡単に分かりやすく書いてあった。
新しい発見はなかったが、テレビなどで聞き流していたワードがきちんと理解できて良かった。
Posted by ブクログ
画像やイラスト付きで簡単な構図等を示しながらメタバースやそれにまつわるワードについて解説がなされているので読みやすいです。初心者ですがメタバースに関する概要は理解できました。
一方で一冊の中で同内容の部分が散見され、100ページ弱ありますが実質的には半分くらいに収まりそうだなと感じました。