【感想・ネタバレ】ほねがらみのレビュー

あらすじ

「今回ここに書き起こしたものには全て奇妙な符合が見られる。読者の皆さんとこの感覚を共有したい」――大学病院勤めの「私」の趣味は、怪談の収集だ。知人のメール、民俗学者の手記、インタビューの文字起こし。それらが徐々に一つの線でつながっていった先に、私は何を見たか!? 「怖すぎて眠れない」と悲鳴が起きたドキュメント・ホラー小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

怪談を集めてたら自分にも降りかかってくる系
怖すぎて途中で閉じた。もう読めないかもしれない。途中までしか読んでないけど、ホラーに求める怖さは十分ありすぎたので☆5です。
身近な人がおかしい言動でし始めてわけわかんない絡み方してきたり、収集してる怪談もどうにもできない系で、そういうのがどんどん積み重なっていってとても怖い。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読むだけ、知るだけで障りがあるというある家に関する話。
多分由美子さんも話を広げる駒にされた後に贄にされたのかな?

怪異が力をつけるに従い、話をほとんど知らないはずの中山さんにも障りが起こるが、一方でがっつり話を聞いているはずの斎藤さんが無傷だったりして、障りの判定が分からない。
日常をジワジワ蝕む怪異を必死に否定する主人公だけど、呑まれるのは随分とあっさりしていた。
なんの違和感も感じない内に怪異の駒となってしまったの恐ろしすぎる。

ところで物部さんっていうのは、佐々木事務所に出てくる物部さんと同一人物??

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2025年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった
本当に、もう興味を持って調べ始めたら終わり
私、巻き込まれて終了
話の流れが噂話と言うか、怪談収集から始まってそれについて私が考察したりコメントしたりと、とても読みやすい流れ
久しぶりに読み止まらずに、一気に1冊読んでしまった
調べざる得ない人が選ばれているのか
最初のきっかけの漫画家の人も広めなかったから消息不明になったのか
もちろんそうじゃなければ、話にならないのですが
最後に落ちてきた果実のようなものもなんなのか
禁断の果実という訳でもなし
しかしなかしは拡散して何が目的なのか
と言いますか、物部さんじゃないですか!
しかもまだ動ける時の!この件をきっかけに今に至り佐々木事務所に繋がるのか
いつもなんか読み飛ばしてる気持ちになるんですが、漸く少し繋がった気がしました
そして斎藤先生も
斎藤先生は沢山の怪異とか民俗学やら色々収集してて、よく無事でいられるなと思うんですが、それこそ広める為に生かされているのか
この話を読んでから佐々木事務所のシリーズを読んだらまた違った感想になっただろうな、と思う
にしても、様々な凶悪というかヤバそうな怪異だらけで、全部が活動したらこの世界どうなるんだろうと思ったけど、それこそ蠱毒で最後に何かが残るのか

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2025年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

散らばった話がひとつになったときの、あの謎が解けるような感覚は読んでいてとてもスカッとするものがあるけれど、この作品ではとにかく怖さや気味の悪さしかなく、読後もとても悪い…

けれど、続きが気になってしまって怖いのに一気読み。
作品的には、“ある近畿地方の〜”や映画「リング」のような感じ。

そしてそこに悪魔や蠱毒まで加わってくるから、ホラーのサラダボウルのような感じになるけれど、そこは上手く落とし込めているなぁと思った。

この怪異の「法則はないが順番(順序だっけ?)はある」というまさかの事実に私も震えた。
怪異の気分で災いが降りかかるかもしれないなんて怖すぎる。

取り憑かれた人達が皆んなおかしな話し方になるところも気味が悪すぎて、作者はこれを書いている時どんな思考なんだろうって本気で思った。

結局、最後はあの医者もおかしくなっちゃって、きっと次はあの斉藤さんが被害にあうのかぁ、、と最後までゾッとした。

取り憑かれた人が皆んな変な話し方になったり、同じ言葉を繰り返すのは、怪異が人間のマネをしてるから変な区切り方になったりおかしな感じになるのかもしれない。

これ、もし映像化になったらめちゃくちゃ怖いんだろうなぁ…
トラウマになりそうだから、たぶん、私は観ないなと思う。笑

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2025年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あまり手をつけて来なかった民俗学ホラー(?)、怖かった…!
日本の伝記的な怪異を調査、考察する立場の「私」が徐々に怪異に侵食されていく様は恐怖。白昼夢か幻覚かというホラー表現も王道邦画ホラーという感じでわかりやすくゾッとできた。ただ、日本の民俗学なのかと思いきや異教が絡んできたり、その辺は自分が慣れていないので少し読みづらかったかな。
終わり方はちょっと『近畿地方の〜』に似てずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずずこれでもかというほどのずずずず

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2024年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い!ホラーを読んでる最中に恐怖を覚えたのは久しぶり

なんとなくweb小説っぽい空気のある作品だな〜と思っていたけれど、やはりカクヨム発のお話らしい。
web小説特有の遊び心あふれている構成は嫌いじゃない。
色々な神話や民話が登場して読み応えがあったが、その分範囲が広くてわかりづらい部分も多々あった。でもこれは私の理解力の問題かもしれない...面白い知識も増えてとても良かった。

どんどん続きが気になり読み進めたが、一気に終わってしまった印象。
彼の寿命としてはここが限界だったのだろうが、やはりもう少し色々な話が交錯してる部分を紐解いて欲しかったなと思う。

でも頭こんがらがってる部分もあるので、読み直します!

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2025年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怪談の収集を趣味とする大学病院勤務の「私」。ネットだけでなく職場での聞き集めや先輩医師の症例報告、メールで送られてきた体験談等を調べるうち、別個の話と思われていたそれぞれの話や怪異に奇妙な符号を持ち、それぞれがリンクしていることに気付く。頑なに創作と解釈していたが、怪異は徐々に「私」自身の現実を侵食しはじめ……。

別々の人間や媒体を介して「私」の下に集まった実話怪談や都市伝説、記者から送られたインタビュー記事が奇妙な符号を持ち、それらが次第に収斂し、とある家系と場所へ繋がって行く。と同時に、それを調べる「私」の周囲にも怪異が現われる。作中にある「一つの映画を、ワンシーンずつ断片的に、全くバラバラのタイミングでに見せられるよう」な感覚で、読み進める内に朧気に立ち上がって来る怪異によって主人公自身も取り込まれていくのだが、集まった各話のソースや語り手のレベルが一様でないため、どこまでが実話でどこまでが創作かという判断も次第に曖昧になって、全体のメタフィクションな構造も多層的なものになってくる。

ジャンルとしては旧家の因習や呪いを中心にした土俗ホラーなのだろうけれど、そこにキリスト教的要素を(作中で民俗学者が解釈として語る)Mixしたのは新しい感覚だと思う。作中で綴られる各々の怪談や報告のどれも中々の怖さの質なので、それだけにラストは何かどーにも物足りないというか、個人的にはそう行って欲しくない方に出たな……という感想。

それとは別に、登場するキャラクターの何人かが読んでいてとにかく気持ちが悪い。このレベルは幸いなことに実生活では未だ遭遇したことがないものの、ネット上で何度か見かけたり絡まれたりしたことを思い出して、それがリアルに怖かったり。

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2023年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一つ一つの怪談が漠然とリンクした状態で進んでいくお話。書き方なども章によって変わり、いかにもいろんな話を集めている感じが楽しめる。途中で大切であろう共通点を整理してくれるためかなり読みやすい。語 佐野道治に収録されていた葬儀の話がかなり怖かった。

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2023年08月09日

匿名

ネタバレ 購入済み

全体的に不気味な雰囲気であったが、最後の方はまとまりのないすっきりしない、何も分からない感じで読むのをやめてしまおうかと思ったほど。語り手の性格も悪く好感も持てず、続きを読みたいと思わせるモチベーションにならない。雰囲気だけって感じで少しガッカリ。

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2025年05月04日

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