【感想・ネタバレ】鷹姫さま―お鳥見女房―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

女だてらに鷹狩りに行きたがり「鷹姫さま」と呼ばれる気性の烈しい娘と嫡男久太郎との縁談、次女君江のひそやかな恋。子らの成長と行く末を、珠世は情愛深く見守る。また、鷹狩りを司り、幕府隠密の任務もあるお鳥見役の主も、過酷な勤めを終えて帰ってきた。妻として深い痛みを抱えた夫を気づかう――珠世の才智に心温まる、シリーズ文庫第三弾。

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ネタバレ

お鳥見女房シリーズ第三弾。女だてらに鷹狩りに行きたがり「鷹姫さま」と呼ばれる気性の烈しい娘と嫡男久太郎との縁談、次女君江のひそやかな恋。子らの成長と行く末を、珠世は情愛深く見守る。また、鷹狩りを司り、幕府隠密の任務もあるお鳥見役の主も、過酷な勤めを終えて帰ってきた。妻として深い痛みを抱えた夫を気づかう――珠世の才智に心温まる。久太郎に、鷹好きで気性の烈しい娘との縁談が……時代劇とは思えないような出会い。

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2013年04月09日

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ネタバレ

お鳥見女房シリーズ第三作。

危険な任務から戻った夫の心の傷。身分の差がある恋をしている次女。結婚したもののまだ浪人暮らしの源太夫と多津の若夫婦。長男の縁談。

色々な悩みと喜びが交錯するお鳥見役人の妻、珠世の日々の暮らしが描かれる。

特別な極悪人も登場しないし、スーパーヒーローも聖人君子もこの物語には出てこない。出てくるのは市井の、平凡に悩み、笑い、泣きながら生きる人々の姿である。

主人公珠世のあたたかさに惹かれて人々は彼女のつつましい家に集まってくる。そして彼女は誰をも暖かく迎える。まるで惑星が太陽の周りをゆっくりと回るように。

二巻では、夫、伴之助の危険な任務という、サスペンスあふれる展開があったが、人の命に関わるような、これという大事件はこの巻では特にない。次女が巻末で嫁ぐが、とにかくゆったりと時間が流れ、傷を持つ人も、ひそかな悩みを持つ人も、静かに心に秘めて生きていく。また今後色々なことが起きてくるかもしれないが…。

三巻、四巻と続けて購入したので、このまま先に進むのが楽しみである。

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2012年11月15日

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ネタバレ

シリーズ第三弾。

矢島家の子たちの成長が眩しいですね。
この巻で次女・君江が嫁いだので、今後は久太郎と久之助の恋の行方が気になるところです。

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2019年05月11日

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