あらすじ
アドラー心理学に学ぶ対等な親子関係とは。今ここでどうするか、どんな言葉をかけるのか。「ありがとう」「助かったよ」の勇気づけの声かけと対等な親子関係で子育ては楽しくなる!『嫌われる勇気』著者・岸見一郎氏による親子で一緒に成長する知恵。
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Posted by ブクログ
1ページ毎に耳が痛くなるような事柄、思い当たる点が多い。
子どもに申し訳ない気持ちになる一方改善することが沢山ある。
手遅れではないと信じて。もっと早く読むべきだったし、何回も読むべきだ。
全親にお勧めしたい!
・親を自分に振り向かせたいからあえて叱られることをする
・怒りはいうことを聞かせるために作り出した感情である
・親は子供が適切なことをしていても、当たり前だと思って注目しないことがある
・叱られて育つと消極的になり、積極的に行動しようとしなくなる
・積極性を大切にし、積極的に行動して失敗する子供の方が多くを学べる
・怒りは人と人を引き離す感情。自分を叱る人を好きになれない
・子供には自分の間違いに気づけるよう逃げ場所を残しておく
・失敗は叱らずに同じ失敗をしないために話し合いをする
・人に迷惑をかけるようなことをしたときは、威圧的な態度ではなく、ただ言葉でやめるように毅然という
・ほめられて育つと、ほめる人がいなければ進んで適切な行動をしなくなる
・親の期待通りの結果を出せないと課題に挑戦しなくな?
・子供が生きていること自体が、親や周りの人に貢献している
・子供を無条件に信頼しよう。どんな時も信頼してくれる親は子供にとって強い仲間になる。
Posted by ブクログ
良かった!
子供を叱らないために、子供とどう過ごしたら良いのかのヒントが散りばめられていた
叱られるから
反抗期は親が支配しようとするから起こる
叱られてばかりいる子供は叱られないようにということばかり考える
褒められることばかりかんがえる
ありのままを認める
Posted by ブクログ
人との付き合いが1番難しい。
この本の全てが正解ではないし、答えもない。
とにかく、私たちが亡くなったときに子どもがどう思うかによって私たちの子育ての成否が分かる。
Posted by ブクログ
「嫌われる勇気」を読んだ直後なので復習的に読めたが、この本だけを読んでも理解しにくいかもしれない。
・「叱らない」だけでなく、「叱らない」「ほめない」
→ではどうするか?「ありがとう」「助かった」と感謝を伝えて貢献感を持ってもらう
・課題の分離→本人は困るけど周りは困らない「中性の行動」には、叱る必要はない。それは本人の課題だから。子どもの課題に親は介入しないが、自立のための援助はできる
・他者への関心を持てるよう、共同体感覚を養う
・ライフスタイルはいつでも変えられる。自分のライフスタイルを選ぶのは、アドラー曰く10歳前後
Posted by ブクログ
子育てのベースとなる考え方として、子どもが人生の課題を解決する力を身につける(またはその自信を持つ)手助けをする「勇気づけ」の大切さを説いている。具体的には、
・「叱る」のではなく「お願いをする」(〜してくれませんか?/〜だと嬉しい(助かる)のだけど)、「自分で失敗の責任を取らせる(失敗を繰り返さないように話し合う)」
・「褒める」のではなく「ありがとう」「助かった」と言葉をかける
であり、これらは親と子どもが縦関係ではなく、対等であるということ(子どもを尊重(リスペクト)すること)が前提となっている。子どもの課題に一方的に踏み込まない「課題の分離」も、この前提から考えればさもありなん(子どもが親の援助に同意して「共通の課題」となればその限りではない)。子どもに対する無条件の信頼も重要である。
こうした考え方は示唆に富むし、心に留めておきたいとも思うが、実践するにはそれなりに心の余裕や忍耐力が必要な気がする。