あらすじ
釣り合わないから断られようと思っていたお見合いの結果、エストホルム伯爵家の三男ベルンハルドと婚約することになった男爵家の娘アーシェ。
婚約者となったからには仲良くならなければしょうがない、と親交を深めようとするアーシェは、極端に無口ながらも気遣いを忘れないベルンハルドのやさしさに惹かれていく。
そんな日々の中、ベルンハルドの胸に飾られた花――スミレが、どうやら自分にしか見えないこと、そして彼の想いに合わせて姿を変えていることに気が付く。
それはどうやら女神様の祝福のようで――!
幻の花が二人の恋を繋ぎ結ぶ、純愛ストーリー開幕!
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綺麗にまとまったお話でした
無口のヒーローのその理由。それか!と思いました。そして『確かに酷い』と思いました(笑)
でも、愛の前には関係ないですよね。2人共心が綺麗で安心して読めました!
その反動というか、実父と異母兄弟、かなりドン引き級の酷さでしたね。
少し気になるところで終わったけれど、2人は更に幸せになっていくでしょう!
Posted by ブクログ
ほどほどに楽しめる可愛らしい恋愛モノです。
ちょっとした女神の祝福がある世界。
無口な婚約者の胸元に自分だけが見える“すみれ”に気づいた男爵令嬢アーシェは…。
無口
主役カップルが少しずつ距離を縮めていくのが可愛いな~とほのぼのしつつ、伯爵家はクズしかいない本当に三男血が繋がってるのか、と思っていたんだけど、無口の理由を知ってそういうことか…と。
悪事には相応の制裁も加えられ、みんなが幸せなラストで、良かったです。
斬新な設定に意外な結末でした
かわいい主人公たちで、ほっこりしつつもベルンのお家の人々のイヤなやつ加減にもはやおののくくらいでしたが、感情がお花で現れるというのはおもしろかったし、その理由が意外でへぇぇぇって思ってしまいました。
途中で私は中だるんでしまったのですが、数日かけてぼちぼち読むにはとてもいいお話でした。
またどこかにこの2人とその関係者がひょこっと出てきたらいいなと思います。