【感想・ネタバレ】クオリアはどこからくるのか? 統合情報理論のその先へのレビュー

あらすじ

意識と脳の関係性の謎に立ち向かうお膳立ては整いつつある! これまでの研究における発展と限界,トノーニによって提唱されて意識の理論として有望視されている統合情報理論,そして著者が取り組んでいるクオリア(意識の中身)を特徴づける研究アプローチを解説.意識研究の面白さ,研究者が抱いている興奮を伝える.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

意識は意識のレベルと意識の中身(クオリア)で語ることができる。
意識と注意。注意は、意識か無意識かに関わらず情報や選択肢の増幅や減衰を行う。意識は、自動的な注意よりも、意志によって制御されるトップダウン型の注意がクオリアに関係する。
統合情報理論。脳のニューロンの間に発生するネットワークの統合情報量が極大になる範囲(コンプレックス)が意識となる。意識のレベルはこの統合情報量で説明できる。意識の中身(クオリア)の構造は、脳の各部位のコンプレックスでの情報構造と一対一対応していると考えられる。

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2024年09月05日

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