【感想・ネタバレ】ウクライナ戦争における中国の対ロシア戦略 世界はどう変わるのかのレビュー

あらすじ

習近平はプーチンのウクライナ軍事侵攻には反対だ。なぜなら攻撃の口実がウクライナにいる少数民族(ロシア人)の虐待で、その独立を認めたからだ。これは中国のウイグルなどの少数民族の独立を認めることに相当し賛同できない。しかしアメリカから制裁を受けている国同士として経済的には協力していく。これを筆者は【軍冷経熱】という言葉で表している。ロシアが豊富なエネルギー資源を持っていることも【経熱】の理由だ。ロシアがSWIFT制裁を受けていることをチャンスと捉え、習近平は人民元による脱ドル経済圏を形成しようとしている。中国はEUともウクライナとも仲良くしていたい。一方、ウクライナは本来、中立を目指していた。それを崩したのは2009年当時のバイデン副大統領だ。「ウクライナがNATOに加盟すれば、アメリカは強くウクライナを支持する」と甘い罠をしかけ、一方では狂気のプーチンに「ウクライナが戦争になっても米軍は介入しない」と告げて、軍事攻撃に誘い込んだ。第二次世界大戦以降のアメリカの戦争ビジネスの正体を正視しない限り、人類は永遠に戦争から逃れることはできない。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

81歳になられても全く衰えを知らない、遠藤さんの魂の叫び、切れ味、パワーに圧倒された。

陰謀論のように見えてしまうが、今となっては、やはり、バイデンの「不参戦宣言」が全ての発端。。

中国が背後にいるという話もよく出るが、嫌中の遠藤さんが「中国は侵攻を知らなかった」という論拠(ウクライナの中国大使館員への指示が180度転換)で、違うと理解した。

アメリカが制裁対象国を増やせば増やすほど、人民元の国際化が進む皮肉。

脱炭素、シェールで中東の産油国が苦境に立たされる分、中国が擦り寄る余地が生まれる!

台湾が中華民国として独立宣言をしない限り、中国は武力侵攻は絶対に、しない!勝てない戦争はしないし、今年の党大会まで、習近平は安定を求めている!次のタイミングは、中国がアメリカの国力を凌駕する2035年。

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2022年07月10日

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