【感想・ネタバレ】映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~のレビュー

あらすじ

なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。なんのために? それで作品を味わったといえるのか? 著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、やがてそうせざるを得ない切実さがこの社会を覆っているという事実に突き当たる。一体何がそうした視聴スタイルを生んだのか? いま映像や出版コンテンツはどのように受容されているのか? あまりに巨大すぎる消費社会の実態をあぶり出す意欲作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

おおむね筆者の論と同意見。
自分も倍速で映画をみるのは不思議というか、そんな発想すらなかったから受け入れられるかというと疑問。けれど、時間もお金もなくて忙しい日本人、特に大学生くらいの方たちは色々と時代も環境も違うなかで生きているから、そうなってくるのも必然かも。理解は一応できたし、そういう人もいる、と知れたのは大きい。

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初から最後まで全て面白かった。

特に1章の実際に早送り、先に結末を知ってから見る人たちの感覚、思考を知れるのは興味が尽きなかった。
「予告を見れば二人が別れるなんて分かる。結果はどうでもよく、恋愛映画は過程が大事」
「怖くて見られないホラー作品を、ダイジェストなら見られる」


「受け手には"作品を誤読する自由"がある」
というフレーズも印象に残った。
この本を読んで思ったのは、著者は早送りで見る人たちを批判しているわけではない。
この実態を調査し、原因を突き止め、理解しようとしているということ。

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2026年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私自身はファスト映画や倍速視聴、話飛ばしなどはしない(というかできない)けど、完璧に見たいと思うあまり、積み録画がヤバいことになっていて、倍速で見れるなら見たい気持ちもある。

個人的に、動画というのは活字に比べて非常にタイパの悪いコンテンツだと思っていて、自分の場合は同じ情報量だと活字の方が圧倒的に早いので、例えばドラマ化で存在を知った作品でも、ドラマを見ずに原作を読んだりする。

一方で、「感情を動かされたくない」というのも非常に共感できる思考で、本書に出てくる若者ほどではないけど、感情の浮き沈みは疲れるので、躊躇してしまうことも増えた。
それは私が年を取って、それに耐える体力・精神力がなくなったからだと思っていたが、総じて20年前と比べて現代人が疲れているからだったのか。
確かに、日々摂取する情報量は圧倒的に増えた。
けど、感情を動かされないコンテンツ、スマホで手軽に読める無料のスカット系の漫画などを読んでも、全然心に残らないと実感しているので、ちゃんとしたエンタメに触れないとだめだなー、とは日々感じている。

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現代社会のパンドラの箱を開ける!
なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。なんのために? それで作品を味わったといえるのか? 著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、やがてそうせざるを 得ない切実さがこの社会を覆っているという事実に突き当たる。一体何がそうした視聴スタイルを生んだのか? いま映像や出版コンテンツはどのように受容されているのか? あまりに巨 大すぎる消費社会の実態をあぶり出す意欲作。
「光文社」内容紹介より

なるほどなー納得できる内容.
自分は映画は早送りでは見ないけど、一部の動画は早送りすることがある.またはざっと文字で読んで、目的のところまで飛ばすこともある..
「情報をとりに行く」という意識の時にやっている.
若者へのインタビューで映画を早送りする理由を語っていたけれど、そういう理由なのか、大変だな、というのが感想.
自分の場合にはまぁない理由なので、理解した、という感じ.
ただ、こういう人が増えることで、制作側が影響を受けるということも事実なので、残念なことだなと思う.

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2026年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第1章 早送りする人たち- 鑑賞から消費へ
第2章 セリフで全部説明してほしい人たち
第3章 失敗したくない人たち
第4章 好きなものを貶されたくない人たち-快適主義という怪物
第5章 無関心なお客様たち

最初は、「けしからん!映画を1.5倍速で観る若者が(少なからず)いるなんて!監督に失礼だろ!」と怪現象のごとく驚いていた著者が、突っ込んで調査しているうちに、
z世代を把握したくなったんだな、きっと。

主な特徴を列挙してあって(第3章)
1 SNSを使いこなす
2 お金を贅沢に使うことには消極的
3 モノ消費よりコト消費
4 学校や会社との関係より、友人など個人間のつながりを大切にする
5 企業が仕込んだトレンドやブランドより、自分が好きだから/ 仲間が支持しているから を優先する
6 安定志向、現状維持志向で、出世欲や上昇志向があまりない
7 社会貢献志向がある
8 多様性を認め、個性を尊重しあう

と並べています。
自分、不器用なGG世代なんですが(笑)、
上記z世代の特徴は半分自分にも当てはまっています。
z世代は間違いなく突然変異で彗星のごとく一夜で大量発生したわけではなくて、自分たちGG世代(今日思いついた造語です)から地続きなんだよな、と思って興味深く読みました。

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

膨大に提供される映像作品は鑑賞するものから消費されるコンテンツへと変化し、タイパ重視の文化の中で効率的に消費されていく。その結果、風景描写や「間」は飛ばされ、説明的なセリフと分かりやすさへの要求が増していく。SNSに常時接続している現代人は同調圧力からコンテンツを消費する必要に迫られ、失敗回避のためにネタバレ消費も既に一般化している。

すごい時代だと驚きながら、自分もAudibleの倍速再生で聴いている(苦笑。

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2026年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クロス・マーケティング「動画の倍速市長に関する調査」(2021年)では、

倍速で動画を見る人の年代別(20代>)・性別(男性>女性)の割合や、倍速で見たいと思うコンテンツ(1位ドラマ、2位ニュース、…)などの結果がある。全体として倍速視聴傾向が強い、という感じではない(よく倍速で視聴13%)ものの

若者に絞るとまあまあ多めということで、主に若者がどのように動画を視聴しているかを探り、論じられています。

すでにこの調査からも5年たち、倍速やスキップ視聴はもっと普通になっているかと思い、時代はどんどん進んでいるのだなーと思いながら読みました。

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2026年04月19日

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