あらすじ
都会に暮らす「わたし」が遭遇する小さな事件や出来事。それらは本当に起きたのか、それとも「わたし」の妄想なのか。胸に迫る人やもの、音や情景を辿って、現実と非現実のはざまをたゆたう24篇。新しい都市奇譚として話題を集めた作品集の待望の文庫化。
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Posted by ブクログ
出先で読むものがなくなって衝動買い。ぱらっとめくってみてなんか共鳴したというか… で、読んだらすごく良かった。少し不思議だけど幻想的すぎない、都市の短編集。それぞれの話がみじかいのも好みだし、それがちょうどの長さに思える。そうか、これって写真なんだ…。流れていく日常の一瞬を切り取って固定する。所々にデジャヴな感覚。幻想と現実のバランスが絶妙。
堀江敏幸さんの解説も素敵。