あらすじ
〈母の言葉は、子どもにとって最高のエールです。〉
3男1女を東大理三に導いた母は、子どもたちにどんな言葉をかけていたのでしょうか。
本書は、幼少期から小学生までの佐藤亮子ママの教育メソッドを伝える1冊。各シーンにあわせた声かけにスポットを当て、子どものやる気を促すにはどんな言葉をかけたら良いのかをまとめました。
実際にかける言葉だけでなく、なぜそうするべきなのか、どんな心持ちで子どもと接するべきなのか、佐藤ママの根底にある教育方針を感じていただける内容です。子どもの自己肯定感を高め、自らやりたいことを見つけ、学習も自分でやるようになる――そんな良好な親子関係を築くための佐藤ママ流コミュニケーション術が満載。
きょうだいや友だちとの喧嘩、食事の好き嫌いなど幼年期でよくあるシーンから、宿題やテスト勉強を促す、成績を見てのひと言など、学習シーンにおいての声かけも収録。解説で、各人の個性にあわせて声のトーンや内容を考えてのぞむ、子どもに言う前にリハーサルをするなど、「声かけ」を行う前にするべきことにも触れています。
前著『私は6歳までに子どもをこう育てました』では0歳から6歳までを対象としていましたが、今回は“声かけ=会話によるコミュニケーション”がテーマとなるので、言葉を習得する3歳頃から12歳までに広げた構成になっています。
褒めたら良いのか、叱れば良いのか。親であれば必ず悩むシーンに、佐藤ママがお応えします!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
子育てにおいて、すごく役立つ声かけが紹介されていた。印象的なのは、「子どもの心は言葉でできている」ということ。
声かけひとつで、子供は自己肯定感を常にもてるようになり、何事にも楽しく取り組めるようになる。
勉強もそのひとつ。勉強が得意にそだてるには、まず精神的に支えることが必要。親が適切な声かけをすると、自信を持って難しい問題に取り組むようになる。
セリフをなめらかに言えるように練習することが効果的。感情的になってもセリフが決まっていると、落ち着いて対処できる。何事も準備が肝心。
勉強だけでなく、困ったときの対応も参考になる。
そしてマナーはすごく重要だということも改めて理解した。
・挨拶やお箸の持ち方などのマナーは正しくできるように根気強く、ちゃんと教える。
・「泣くのをやめなさい」ではなく「どうして泣いているの?」とまず理由を尋ねる。
・集中できないときは、実力不足でよくわかっていない可能性が高い。
・幼いうちに字を丁寧に書く習慣を身につけておかないと、入試で字の汚さがミスを誘発して致命傷になりかねない。
・子供の能力や性格を責めるような言葉は言わないようにしよう。
できることからやっていきたい。
Posted by ブクログ
ベースはとにかく怒らないこと!難しい!!読みながら反省することがいっぱいあった。
上の子だけのときは怒らないことを実践できていたのに、下の子が生まれてから怒ってしまうことが増えた気がしていて、アンガーマネージメントが必要だなと感じる。。「口をぐっと閉じてその言葉を飲み込み、鼻から静かに大きく息を吸い込みましょう。すると、気持ちが落ち着いてくるはずです。」まずはこれを実践するようにしようと思う。
友達に言わないような言葉は子どもにもいわないようにしようとやってきたのに、最近は全然できてない!!「第一声のセリフ」を心に刻みたい。