【感想・ネタバレ】STRESS FREE ネガティブな感情を力に変える ケンブリッジ大学の研究者が明かす科学的に正しいシンプルな63のメソッドのレビュー

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Posted by ブクログ

本の厚みはありませんが、役に立ちそうなメソッドが数多く掲載されており、たくさん付箋を貼りました。

生きていれば、辛いこと、悔しいこと、悲しいことは不可避です。
経験として思うことは、それを怒りとして外にぶつけても、一時的にはスカッとするかもしれませんが、心が完全に回復するまでには至らないということです。
自分のことは自分で癒す、そのためのヒントを与えてくれる本で、おすすめです。

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2022年09月25日

Posted by ブクログ

本書は自己啓発本であり、自己啓発は正直得意ではない。
しかし、読書が面白いのは、読むタイミングやコンディションによって、それが響く事があるという事。まさに、この本がそうだった。本に慰められるのも一興。訳文の「人生のリセットボタンを押して、最初の一歩を踏み出しましょう」は、自殺教唆っぽくてドキリとしたが。

人間の心には免疫システムが備わっており、日常生活で苦痛を感じすぎないよう私たちを守ってくれている。人間のパフォーマンスは、その人本来の能力からネガティブな思考や、自己制限的な思い込みなどによる妨害を差し引いたものになる。成長の鍵はどれだけ賢いかではなく、どれだけ挑戦したか。自制心の筋肉は鍛えられる、などなど。

― 悩みや孤独、ネガティブな感情が途切れない時、これを解消する方法は、自分以外の問題に目を向けること。人のために何かできないか。ボランティアをしたり、精神的に苦しい時期を過ごしている友人の手助けをしたり。自分の時間を他者に差し出すと二つのことが起こる。一つは自分自身から意識をそらすことで、自分の痛みを感じにくくすること。また、自分が誰かの役に立てるということで、幸福感を高めるということ。あるいは、成果の見える作業に没頭するで気をそらす。心的外傷後成長(PTG)という言葉がある。困難に付き当たると心に深い傷を負い、痛みを感じるが、その時期を乗り切れば辛かった経験は自分を成長させてくれる。

自己啓発が苦手なのは、科学的な裏付けや強烈な体験が無い中で「普遍性のある他者のポジティブな言葉」だけでは、納得感が得られずに自己変革は出来ないからだ。ポジティブな言葉は自分の中に眠っていて、それを引き出すこともできるのだろうが、身体にそれが馴染まない。前向きな言葉が幾らあろうと、否定的な観測による情動が勝るという感じだ。性悪に、そのような慰めを無力で無責任な言葉として蔑む向きさえある。自己肯定感が下がっているから否定的で、否定的だから言葉を飲まない。しかし、今回のように、ふとした心の油断、隙間にすっと入ってくる時がある。なに、自分が求めて読んだのだろうと自嘲しながら。

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2024年03月25日

Posted by ブクログ

足りなくてもいい。そっと背中を押してくれる自分を作れるアイデアを促してくれる良書
準備しなくても良い。一歩踏み出す。
やるとやらなかったことの後悔がないし、やり直しも効く。
とにかくやる。

何もやりたくない時は、感情に集中やフォーカスするのでなく、目標に対して集中する。

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2022年06月26日

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