あらすじ
香里奈主演映画化原作! 待望の電子化!25才花屋の店長・松田真紀恵は、恋をする暇もなかった。 朝5時に花市場に仕入れに行き、一日の労働を終える頃にはすでに夜の9時。店の片付け→夕食→お風呂が済むと、もう起床時間までわずかに5時間しかない。 遊びに行くことはもちろん、流行りのドラマを見ることもできず、友達と長電話することはおろか、ペディキュアはいうに及ばずマニキュアを塗る時間もない。 そんなわけで、性格はきついわ、男っぽい言葉遣いながらものすごい美人なのに、もう1年11か月も恋をしていない。 ところが、恋の神様はどこかにいるもので――。
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Posted by ブクログ
表題の通り、ストレートに「ラブコメ」。
主人公がドッキとしてキュンとして、涙が出るほど切なくなって、そして、笑顔になる。と同時に、読んでるこちらも同じようになる。
登場人物が皆それぞれキュートで素敵です。
文体は軽快でリズムよく、映画を観ているような気分になります。本自体にも映画のようなタイトルページと、エンディングのようなページがついていて、これまた映画のよう。
読者を意識したサービス満点のエンタテイメントといった感じ。
映画「猟奇的な彼女」や「僕の彼女を紹介します」、ドラマ「やまとなでしこ」なんかが好きな人にはオススメだと思います。
気が強くて、実は不器用で、美人って、絵になるのかしら。
Posted by ブクログ
昔、ハードカバーで読んで大好きだったのですが
いい年して持っているのが恥ずかしくなり処分。
しかしながらこの度映画化されるそうで
懐かしさと、文庫化されていることを知り
再購入しました。
タイトルに違わぬラブコメ。
ラブコメの連ドラを小説にした感じの小説です。
「私の名前はキム・サムスン」とか「ロングバケーション」などの
ドラマがお好きな方には強くおすすめ致します。
読み終わった後は爽快な気分で、
あー恋がしたい!!! と心から思えます。
連続ドラマでぜひ再現して欲しかったですね。
西島役は渡部篤郎さんに演じていただきたかった・・・
映画ではどうなるんでしょう・・・
↓
て思って調べたらまさに渡部さんでした!
Posted by ブクログ
松久純+田中渉のラブコメを読みました。花屋の店長をしている松田真紀恵は、さっぱりした性格の気っ風のよい女性です。アルバイト店員涼子との松田花店劇場(下ネタ入り)は面白く演じているのですが、花屋の仕事が忙しくて男性との出会いが無いことが悩みです。もう一人の主人公の脚本家の村田美晴は几帳面で気の弱い男で、自分の少年時代に好きだった女性(真紀恵です)との思い出を題材にしたアニメを作成中です。このアニメの内容と実生活での二人のやりとりが交互に物語られていきます。真紀恵の姉や、アルバイト店員の涼子、美晴の親友で売れっ子声優の西島、美晴の仕事仲間の法子、会員制バー・アモーレの長男・次男・三男など、脇役で登場する人物達も魅力的で、語り口も良いので物語に引き込まれます。小説の構成がアニメ映画のようになっていて、最初にタイトル画面、最後にエンドロールがあるのもいい感じです。終盤、真紀恵と美晴がよりを戻すまでの顛末がちょっと冗長だなあ、と感じたこと、美晴に片思いをしているかわいそうな法子(ファンです)の出番が少なかったこと、を除くと、とても面白く読みました。
Posted by ブクログ
まあ、タイトル通りの本当のラブコメです。
漫画チックなキャラの立ちまくり。小ネタ一杯。あり得ないようなテンポの良い会話。恥ずかしくなるくらい「らしいラブコメ」です。
でもねぇ、()付の妙な注釈を入れながら、そこを見事に逆手に取っていくところが見事です。およその予想はつくのだけれど、そこを微妙に外しながら、気楽に読ませ、笑わせてくれる。
映画化したら面白そうと思ったら(著者も多分に意識していると思う)、去年なっていました。
Posted by ブクログ
独特な文体でストーリーが進んでいくのでかなり新鮮です。恋愛モノなのでなんとなく先が読めてしまうのですが、キャラクターが面白いので最後まで楽しめました。読後は爽やかな気分。