【感想・ネタバレ】子どもの危機をどう見るかのレビュー

あらすじ

小学校低学年で急速に広がり出した学級崩壊、キレて凶悪事件を引き起こす十代の少年たち、いじめ、幼児虐待、援助交際、不登校…。いま、子どもの世界では、何が起きているのか。危機の実態とそれを生み出す背景を徹底的に解明し、教育再生への考え方と実践例を提示。これまでの学校観や子育て観の転換を迫る。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

10年前の普通の子だった子がいきなり凶悪な少年犯罪を起こす事件があった当初、当時の教育現場、家庭、社会の問題点を整理して、どうすればよいか、大きな方向性を示しています。
学級崩壊なんて、今では1学年に1クラスは当たり前のようになってしまい、そのクラスに在籍してしまった子どもは、十分な授業も受けられず、学力もつかないまま、自動的に進級していきます。
わが子が、小学4年生で学級崩壊となり、保護者として学校に何度も足を運びましたが、結局解決されずに、教科書が終わらないまま、進級し、その後も習わなかった内容は置き去りのまま、学校側のフォローは何もありませんでした。
そんな経験をして、尾木ママの10年前のこの本を読むと、問題の根っこがかなり深いことが、よく理解できます。

0
2012年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
小学校低学年で急速に広がり出した学級崩壊、キレて凶悪事件を引き起こす十代の少年たち、いじめ、引きこもり、幼児虐待、援助交際、不登校…。
いま、子どもの世界では、何が起きているのか。
危機の実像とそれをもたらした背景を丹念に解明し、子育てと教育を再生させる考え方と実践例を提示。
従来の学校観や子育て観の転換を迫る。

[ 目次 ]
1 危機の実像(学級崩壊;新しい荒れ;いじめ;虐待)
2 危機の背景をさぐる(変化に取り残された学校;教師はなぜ力をなくしたのか;家庭の子育て力は低下したのか;大人と子どもの関係不全;子どもが問いかけていること)
3 危機からどう脱出するか(スクール・デモクラシーで学校再生を;「教え」から「学び」へ;子育てを社会化する;子どもと大人のパートナーシップ時代へ)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

0
2011年05月12日

「学術・語学」ランキング