あらすじ
少年犯罪、家族のあり方、教育問題、本や映画や音楽、少年時代の思い出など、家族をテーマに作品を書きつづける直木賞作家・重松清の原点がわかる著者初のエッセー集。現代社会を生き抜く少年少女と悩める大人たちへの、温かいメッセージ。
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Posted by ブクログ
ドラえもんの話が面白くて買ってしまった。
重松さんの原点を垣間見た気がする。
なぜ人を殺してはいけないか?
という問に対する答えの
「殺されるほうは、すげえ迷惑だから」
っていうのは、シンプルだけど、それが全てだと思います。
Posted by ブクログ
少年犯罪、家族のあり方、教育問題、本や映画や音楽、大切な友、少年時代の思い出など、家族をテーマに作品を書きつづける直木賞作家・重松清の原点がわかる著者初めてのエッセイ集。単行本『セカンド・ライン』を改題し、まったく新たに構成した待望の文庫版登場!
(裏表紙紹介文より)
***
共感するところも、そういう考えもあるんだと思えるところもたくさんあった。
日常の出来事をこんな風に考えているから、あんな小説がかけるんだろうなぁ。
【以下ネタバレあり】
短編集なので、私が気になったのをいくつか書いておきます。
ネタバレなので読んでいない方はご注意ください。
p26『友だち三人できるかな』
「いちねんせいになったら♪」っていう歌があるけど、その歌詞が、タイトルのようだったら。
もう少し気楽に生きられる子が、ほんの少しだけでも増えるんじゃないかな。
私も、もうちょっと気楽にいられたと思うから。
あとは、ドラえもんは本当に夢を与えているだけなのか、学校は安全だとなぜ言えるのか、「くさい」という言葉、子どもとお金の話、「知る」ことから始めるということ、重松と重松清と重松さんとか。
ほんとにそのまま書き出して、私もこんな風に考えてたんですって言ってしまいたいほど共感した話がいくつも。
エッセイって今まであまり興味なかったけど、フィクションばかりじゃなくて、こういうのももっと読んでみようかな、と思いました。