あらすじ
そのひと言がなぜ言えないの? ちょっと叱っただけで、すぐ落ち込む、ふてくされる、逆恨みして陰口を叩く若者たち。逆ギレされるのがイヤで親も上司も見て見ぬふり。世の中から“怖い人”が消えて“いい人”ばかりになった。叱られないからマナーを知らない、ルールも守らない、きちんと謝ることさえできない。それは自分にとって損なのだと、みずから生き方の手本を見せるのが、おとなの愛情なのではないか。芸能生活40年、人を愛するがゆえに歯に衣着せぬ発言を続ける著者が、いまこそ伝えたい声を出すことの大切さ、人がついてくる叱り方の極意。
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Posted by ブクログ
和田アキコさんのキャラクターと思想に興味があってこの本を購入。
真剣に叱る人が少なくなったと感じる現在、人間関係が細い糸でつながっているような気がしていた。
叱る人が少なくなったのではなく、叱れる人が少なくなった。
叱るのは自分も相手も消耗する。だから、叱る相手を本気で思っているからできることとある。愛情がなければ叱れない。
自分は、娘に、後輩に、周囲にそう接してこれただろうか?
とても考えさせられた。
和田さんのシンプルだけど、心に響くメッセージが素直に自分の中に入ってくるのを感じた。
初めて新書を読んで涙が出ました。
もう良い人のフリをするのはやめよう。
いい子のフリをするのをやめよう。
「絆」って叫ばれるようになったけど、本当の絆はこういうところから生まれてくるのではないでしょうか。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
落ち込む、不貞腐れる、逆ギレする、逆恨みする……。
そんな若者たちが怖くて叱れないおとなたち。
いま必要な部下指導のあり方とは何か?
芸能生活40年、人を愛するがゆえに歯に衣着せぬ発言を続ける著者が、いまこそ伝えたい声を出すことの大切さ、人がついてくる叱り方の極意。
[ 目次 ]
第1章 その人のために叱ってあげたい大切なこと(挨拶できないヤツを叱る! だらしない服装を叱る! 食事のマナーを叱る! 公衆マナーの悪いヤツを叱る! ビジネスのマナー違反を叱る!)
第2章 「親になる資格がない」おとなを叱る(“親のなり方”にマニュアルはない 子どもは親のオモチャじゃない “できちゃった婚”反対! 親が生き方の手本を見せろ 威厳のない父親をもった子は不幸 結婚するなら“よき母親”となる覚悟を)
第3章 「自分らしさ」を広げる生き方(世の中、なめんなよ! 言葉を知ろう、本を読もう! 五感をフル活用しよう その道のプロになれ 助けてあげたいと思わせる女性になろう いつまでも謙虚であれ)
第4章 好かれる叱り方、かわいがられる叱られ方(「叱る」と「怒る」は違う 人がついてくる叱り方 「叱る」ことと体罰 和田流「叱り」の極意 かわいがられる叱られ方 愛される謝り方)
エピローグ 自分で自分を叱れる人でありたい
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