あらすじ
1万人以上の脳を見てきた脳科学者が、長年自ら実践し、患者さんの治療にも役立てているという、脳科学的「瞑想」。
それは、脳科学的見地から導き出した、脳の使い方をコントロールすることで意識を変える方法です。
「長い呼吸」をしたり、特定のことを想像したり、意識をミクロやマクロの世界に向けたりすることで、脳の働きを意図的に変えていきます。
とはいえ、やり方はカンタン。いつでも、どこでも、どなたでも、「ほんの1分程度」で行うことができます。
本書では、脳が変わる「瞑想」の具体的なやり方と効果について、わかりやすくていねいにお伝えします。
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Posted by ブクログ
「脳は何歳になっても、使えば使うほど変化していく」という言葉に勇気をもらい、読んでみました。
この本には、脳を整えて、鍛えるための方法がたくさん書かれているので、興味を持ったものをいくつか試してみようと思いました。
① 脳には場所ごとに様々な働きを担う「脳番地」がある。(記憶系脳番地、視覚系、感情系、思考系、理解系、聴覚系、伝達系、運動系)
② 「この脳番地を使う」と意識するだけで、活性化される。
③ 瞑想によって使いたい脳番地を集中的に働かせる。瞑想には正しい姿勢と呼吸が大切
④ 意図的に呼吸を変えて、気分をリセットする(1分間に4回くらいの長い呼吸)
⑤ まずは視覚系脳番地の「見る力」を高める。ただ単に「目に映す」だけでなく、「情報としてきちんと受け取る」作業が大事。
Posted by ブクログ
著者の提唱する「脳科学的瞑想」とは、特定の脳番地を集中的に活性化したり休めたりすること。それによって脳を変化させて対処能力を上げ思い通りに生きていこうとするもの。例えば瞑想で呼吸に意識を集中して余計なことを考えないことは、脳科学的に見れば脳を休ませてその神経細胞に酸素を十分に供給すること。忘れがちだけど、たしかにすべては脳に帰結する話。目に入る光の周波数が脳に影響を及ぼす光駆動反応など、なかなか興味深い内容でした。だからキャンドルライトは落ち着くんですね。たくさんのエクササイズがスッキリ見やすいイラストと共に紹介されています。個人的には、「決めた色に注目して行動する」と「その日の出来事を、順を追って細かく振り返る」が気に入りました。脳という素晴らしい道具を使いこなして人生を楽しんでいきたいです