あらすじ
大人気シリーズ、小宮一慶の「ビジネスマンのための「○○力」養成講座」、第5弾は、「社長力」。
金融危機を伴う景気後退のなかで、いまこそ、「経営」が問われ、社長の手腕が問われています。
その意味も込めて、「どんな時代もサバイバルする会社の」という枕詞がついていますが、全国百数十万の会社の社長はもちろん、
いまこそ、知恵を絞り、この危機を乗り越え、むしろチャンスとしていこうとするすべてのビジネスパーソンに必須のスキルとしておおくりします。
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Posted by ブクログ
社長には、経営という独立した仕事がある。企業の方向付け、資金の最適配分、人を動かすこと。ととして、会社経営という視点から、本当の意味での「お客様第1主義」を説く本です。言われてみると、当たり前のことなんですが、目から鱗連発でした。今の私(40代)には本当に為になる本でした。
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社長に限らず、マネジメントに関わる人なら読んでおくべき本だと思いました。
社長の役割が明確になると、部長や課長のやるべきことも明確になったような感じを受けました。
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経営とは何かについて丁寧に書かれています。社長としてだけでなく、自分自身を経営しようという視点で見れば、得るものはたくさんあると思います。
「経営は実践であり、行動なのです」 これがとても心に響きました。
Posted by ブクログ
経営の原理原則はお客様第一とキャッシュフロー経営。
5つの社長力
1.ストラテジー力
2.マーケティング力
3.ヒューマンリソース・マネジネント力
4.会計力
5.リーダーシップと人間力
とりあえず、圧倒的に会計力が足りていないので別途勉強が必要。
社長にならずとも社長力は必要。
Posted by ブクログ
この本が説く社長道の基本理念とは、徹底的な顧客視点で、起業を経営すること。そこから、「未来予想より、現在過去分析」、「拡大志向より、固定ミニマイズ」、「数字より信念」、「ROEより、ROA」、「インセンティブよろ、誇りと自身」などのプラクティスを導き出す。社長ならずとも、多くのマネージャーに役に立つ提言が満載。
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「日本で一番広い湖は?」と聞かれたら 「琵琶湖」とすぐ思いつくが
「日本で二番目に高い山は?」と聞かれてもピンとこない。
では「日本で一番の百貨店は?」というと、地域や好みによってまちまち。
お客様それぞれにとって、どの会社や商品を“一番”だと思うかは、自分の「主観的基準」で決めているということで、自分の会社のお客様にとっての“一番”に選ばれる為に、
【Q】クオリティ
【P】価格
【S】サービス
で差別化をはかれるように努力せよ、とのことでした。
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覚えておこうと思ったことをつらつら。
・和気藹藹よりも切磋琢磨する環境を選ぶこと
・目標はメジャラブルであること
・価格よりもサービスで勝負
・「ほかの人がやるよりも自分がやったほうがお客様が得をする」といえる人材になる→なれる最高の自分になる→お客様第一(あなたは特別)
・従業員満足度よりも顧客満足度を重視する
・売上と利益の考え方→売り上げはお客様との接点、利益は工夫の度合い
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【ストラテジー力】
●「管理」より「方向づけ」
①企業の方向づけ
②資源最適配分
③人を動かす
●「未来」より「現状過去分析」
●「目標」より「目的」
●「新規事業」より「既存事業」
→ドラッカー: 企業がやるべきこと
①既存事業の業績向上
②機会の追求
③新規事業
●「売上」より「シェア」
→顧客、チャネルのシェア
●「モチベーションアップ」より「働きがい」
【マーケティング】
●「商品開発」より「認知の努力」
●ヒューマンリソースマネジメント
●「スキル」より「価値観」
●「意識改革」より「小さな行動」
●「意味」より「意識
【会計】
● 「仕訳」より「読み方」
●「利益」より「キャシュフロー」
●「負債」より「純資産」
●「売上」より「利益」
【リーダーシップ】
●「総花的」より「重点主義」
●「気合い」より「具体化」
●「かっこつける」より「行動」
●「話す」より「聞く」
●「理屈」より「素直」ex.ダム経営を真似た稲盛和夫
●「肩書」より「人望」
Posted by ブクログ
別に社長さんとはカンケーないですが。
良い経営者の方が何を考え、実践されているか知れてよかったです。
アマタで理解するより、小さな実践。
大きなリスクより、小さなリスクテイク。
お金儲けより良い仕事!
あ、「お客様第一」を忘れてた・・・。(なんてならないように・・・)
Posted by ブクログ
小宮さんが経営を行う社長にとって必要な心構えについて、述べた本。大事な考え方発想がてんこもりで良著である。
キーワード三つ
①下請けより自立し、選択権を常にもてるような環境にすること
②最も大事なことは企業の方向付けを行うこと=やること、やらないことを決めること→経営
③小さなリスクをとり続けること
以下、新規事項
・内部思考より外部思考を意識する。
・リレーションシップマーケティング 一生のお客様になってもらうこと
・QPS 質、価格、その他で決まるが、その他がますます重要になってきている。
・社長の仕事は企業の方向付け、資源最適配分、人を動かすこと。
・未来予測よりも現在過去分析。
現在過去を知ることは経営者の義務
・目標より目的。目的を共有することで目標(利益)がついてくる。
・本音と建前を一致させること。建前ではなく、それを本音にする。行動する。
・新規事業よりも既存事業の徹底追及。
機会の追求として新規事業も大事ではあるが、優先順位は既存事業にある。
・大きなリスクが生じる前に小さなリスクをとり続ける。
・シェアを常に考えること。→選択権を持ち続けることにつながる。
・流動比率120%(流動資産/流動負債)手元流動性1
・ROAを重視すべき。ROEよりも。
・固定費をふやさずに、今ある設備を活用する。増し分の活用
・必要売上、利益は経費から逆算する。管理会計
・犬のリールのように、好調なときはゆるめ、有事の際にはしぼめる。
・意識改革も小さな行動、習慣にブレイクダウンしたり、メジャラブルなものにすることが重要。
・感謝の気持ちを忘れないこと。
・経営において、ひと、もの、かねの再分配が仕事であるが、私利私欲が入ってしまうため、わかっていても簡単にはできないものを、それをいかに整理して実現していくかが大事。
Posted by ブクログ
このシリーズには、発見力、解決力、数字力、そしてこの社長力があるが、どれも「うんなるほど」と思えるところがある。なんとなく理解していても、文字で表現されると さらに理解は高まるよね。
社長力とあるが、ビジネスマンに必要な考えが述べられており、社長のための。。。では決してない。
Posted by ブクログ
・お客様第一を徹底し、キャッシュフローを稼ぎ、それを将来のために人材や設備に投資し、さらに、財務改善に使うことがいかなる時代にも必要な原理原則。
・経営とは「企業の方向付け」「資源の最適配分」「人を動かす」の3つ。
・社内の会議などでの「お客様」という言葉遣いに始まり、電話の出方など、こまごまとした「小さな行動」を変えることが、大きな違いを生む。とにかく小さな行動を徹底していくこと。
・そもそも、新規事業が成功する確率の高い企業というのは、既存事業でも十分に成功しているところ。
・大切なことは、自社の規模の大小に関わらず、お客様の中でシェアを高め、そのお客様から「重要な」あるいは「大切な」存在と思われること。
・ビジネスでも人生でも大切なのは「自立」を保つこと。自ら、選択権を持つこと。特定の人、お客様、株主、銀行、仕入先などに、コントロールされないこと。組合や一部の従業員にコントロールされるのも問題。
・ライバルを倒すのではなく、ライバルより良い商品やサービスを提供して、お客様から選ばれれば良いだけのこと。
・社内の会議なら、会議中であっても電話は取り次ぐのが原則。どうしてもはずせない会議や、他のお客様との商談中であれば、「申し訳ありませんが、席を外しております。もし、よろしければご用件を承ります。」と応えるように社内で徹底させる。
・社内の人だけの会議でも「お客様」という言葉を使う。クレーム対応をクレーム処理と言わない。
・ES(Employee Satisfaction)よりもCS(Customer Satisfaction)。
・会社が従業員に提供できる幸せは「働く幸せ」「経済的幸せ」の2つ。
・居場所とは、言い換えると、「自分の存在意義」。自分の居場所を確保できてこそ、働き甲斐が高まる。居場所が必要条件。十分条件は「人から評価されること」。
・Quality(品質)、 Price(価格)、 Service(サービス)で差別化を具体化する。どこまでやっているか(深み)が勝負。
・実力の無いリーダーは組織を和気あいあいにしたがる。
・成功する人の特徴。①せっかち②人を誉めるのがうまい③他人のことでも自分のことのように考えられる④恐いけど優しい⑤素直
Posted by ブクログ
良質なビジネス書。
社長力とあるけれど、社長や将来の社長候補に限らず、すべてのビジネスマンが持つべき知識や心構えが書かれている。
覚えておきたい事/MEMO
•「衣食足りて礼節を知る」
•自分の机やゴミは自分で片付けるといった基本的なところから本当の経営は始まる
•グリーンメーラー=株を買い占める事により、会社を恐喝する者の事(英語で恐喝をブラッケメール、米国の紙幣は緑かかっているから)
•ROEは負債の比率を上げるだけで改善してしまう指標。だから、ROAのほうが大事
•固定費が増加しないで変動費だけが増加する場合が「増し分」
•「素直さ」
•成功する人の特徴
①せっかち
②人を誉めるのがうまい
③他人の事でも自分の事のように考えられる
④恐いけど優しい
⑤素直
•お金を追うな、仕事を追え
Posted by ブクログ
社長としてどういう姿勢、視点、行動が必要なのかを事細かに書いてある。
経営コンサルタントとしての視点からなので、非常に明快で文章も読みやすい。
若干仏教や人間の内面的なところに寄り過ぎるところはあるが、やはり人を動かすのは心なのかと考えさせられる。
読んでためにならないと言う事は絶対にないと思う。
すでに全て知ってる人なら必要ないのかな。
こんな時代だからこそ、必要だと思った。
Posted by ブクログ
難しく経営知識が求められる内容を想像するが、読みやすく要点が述べられている。経営とは・・・何かより、従業員やお客様に喜ばれてこそ初めて利益をもたらすことの意味が理解する良い切っ掛けとなる一冊。
本書では、そのための思考がどうあるべきか、どのような意味を効果をもたらすか非常に分りやすく述べられている。
Posted by ブクログ
この手のビジネス本って久しぶりに読んだけど、社長というよりも部門やチームの指揮を執る人全般に向けての本だと思います。
全般的な取っ掛かりの本なので、各章に書いてあることででもっと詳細を読みたければ、それこそ次の本へ進めばよいのかと。
書店のビジネス書コーナーで迷っている人は是非どうぞ。
Posted by ブクログ
小宮コンサルタントの集大成のような文庫。過去の著書の「発見力」「数字力」「解決力」などの参照が多い。
内容は、経営のテクニックというより心持ち・ベースとなるところの見直し、さらには現場視点(お客様第一)で記述されている。確かに経営者は株主総会などで数字を詰められてしまい、基礎を忘れがちだが、お客様あっての経営であることは肝に命じておかなければならない。
ノート参照。売却予定。
Posted by ブクログ
経営者ではないのですが、
経営分野、興味があるので読んでみました。
ものすごく読みやすい。
確かにここに書かれたような人物が社長であれば、
社員としては情熱的でシアワセでいられるのではないかと
思いました。
当時、自社の経営思想があまりにも魅力を感じられなくて、
自分なら?という思いから経営関連の本を読むことが多くなりました。
この本は大変読みやすく、経営者ではなくても読む価値があります。
経営者と社員は同じ志・情熱を持って、
働けることが社員にとっても経営者にとっても幸せなことで、
そういう会社でこそお客様を第一に行動ができるのだと感じました。
うーん、勉強になります♪
Posted by ブクログ
経営コンサルタントの小宮一慶氏の著書。
ディカバー新書の○○養成講座シリーズです。
本の表紙の文字に注目してください。
「100年に一度のチャンス!?」
今の時代をチャンスと考えるかピンチと考えるかは人によりますが、プラス思考で考えるならチャンスですよね。
株価が下がっている今だからこそ投資を考えるとチャンスです。
でも経営的にチャンスと考えるのは難しいところですね。
それでも、ライバルが弱っている時代だからこそ、起業する人間が減っているからこそ、経営者が高齢化している時代だからこそチャンスなのです。
この本では、特に中小企業の経営にとって必要な経営力について分かり易く解説されています。
しかも実務的な視点から。
難しい経営理論ではなく、誰にでも実践できるような方法論が紹介されていて、社長だけでなくすべてのビジネスマンにとって参考になるでしょう。
Posted by ブクログ
経営力の原理原則は「顧客第一」「キャッシュフロー」だが、マーケティングとヒューマンリソースでの経営力が試される時代だ。特に商品・サービス力での差別化「満足より感動」とか、人材も責任ある「切磋琢磨」組織での「価値観」が重要視されている。だが、現実「賃金」「責任ある仕事」「厳しい上司」への希望と抵抗は大きい。生き残るための人材抜擢・結果を重視した評価などから信賞必罰は、今後競争社会を乗り越えるには必須となる。更に社長力としての基礎的な会計経理、人事知識は必須だが、顧客、社員に対する人間関係を重視する人間力も新たな切り口として必須となる。
Posted by ブクログ
小宮さんの書籍は、いつもわかりやすい。
なぜ、売上と利益が必要か?
人は信念ある人についていく
納得・耳のの痛いことが書かれている。
・社内の会議なら外からの電話は取り次ぐのが基本
もしくは
○ 申し訳ありませんが、席をはずしております。
よろしければ、ご用件を承(うけたまわ)ります
× 接客中です
・大切なのは、お客様に喜んでいただこうという気持ち
データはそのために使わないと意味が無い
ホテルニューオータニのドアマンは、6000人の顔を
新聞の切り抜きなどで覚えた
・クレームが発生することよりもクレームのないことを
恐れた方がよい
・実力のないリーダーは、組織を和気あいあいにしたがる
「和気あいあい」ではなく、「切磋琢磨」
・なぜ売上や利益を出すのか?信念を持つこと
売上とは?−「お客さまとの接点」
会社の「社会での存在」そのものが売上高
お客さまに喜んでいたあいている大きさ
利益は、会社やそこで働く人、社会をよくするためのコスト
・人は、信念を持った厳しさのある上司についていく
・成功する人は、総じて素直
Posted by ブクログ
耳慣れた言葉であったが、この本を読んでハッとしたのが、仕事が出来るという事は、気遣いができるという事だというくだり。他の本ではあまり響かなかったが、この本ではすんなりと入ってきた。
Posted by ブクログ
目次
1 ストラテジー力
—経営という仕事の認識を誤っているとうまくいくものも
うまくいかない
「管理」よりも「方向づけ」
「未来予測」よりも「現在過去分析」 ほか
2 マーケティング力
—お客さまの心をつかむマーケティングの本質を理解する
「新規顧客開拓」よりも「既存のお客さま」
「他社の真似」よりも「他社との違い」 ほか
3 ヒューマンリソース・マネジメント力
—何が人を動かすのかをほんとうに理解しているか?
「新規事業」よりも「人材育成」
「スキル」よりも「価値観」 ほか
4 会計力
—会計・財務を経営的に考えているか?
「数字」よりも「信念」
「仕訳」よりも「読み方」 ほか
5 リーダーシップと人間力
—結局はリーダーの人間力がものを言う
「総花的」よりも「重点主義」
「気合い」よりも「具体化」 ほか
Posted by ブクログ
『ビジネスマンのための「OO力」養成講座』シリーズの他の本でも書かれている内容だが、経営の原理原則と経営者のみならず、仕事に携わる人すべてが持つべき考え方や姿勢についてコンパクトにまとめられている。
要点が漏れなく抽出されているため、この1冊でシリーズ数冊分の内容を効率的に読めるお得な本である。
ビジネスの場で実践し、役立てたいスキルやコツを分かりやすく示しているが、一番大事なのは人間性であり、誠実に正しく生きることだと強く感じた。
経営の基本をテーマに書かれた本だが、人生をより幸せに生きていくために何が大事かを考える機会も与えてくれている。
Posted by ブクログ
会社の目的とは何かを簡潔にまとめた一冊。
社長力というよりは、社会人(産業人)としての心得をまとめた一冊。
ベストセラーになるだけの本だとは思う。
ただ、新書であるがゆえ、広く浅くの印象があり、星3つにした。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
いまほど、国には「政治」が、会社には「経営」が求められているときはない。
経営に、「原理原則」に立ち戻ることが求められているときはない。
経営コンサルタントとして、多くの企業の経営に関わってきた著者の本領発揮のこの一冊は、一見すると、ごく初歩的な経営の基本が易しく書かれているように見える。
しかし、少しでも経営に携わったことのある人なら、ここに書かれている基本の「徹底」的な実践こそが、自営業から大企業まで、あらゆる経営の基本であり、かつ最大の課題であることに気づくだろう。
そして、正しい経営の神髄とは、よりよい人生の神髄と同じであることにも。
[ 目次 ]
1 ストラテジー力-経営という仕事の認識を誤っているとうまくいくものもうまくいかない(「管理」よりも「方向づけ」 「未来予測」よりも「現在過去分析」 ほか)
2 マーケティング力-お客さまの心をつかむマーケティングの本質を理解する(「新規顧客開拓」よりも「既存のお客さま」 「他社の真似」よりも「他社との違い」 ほか)
3 ヒューマンリソース・マネジメント力-何が人を動かすのかをほんとうに理解しているか?(「新規事業」よりも「人材育成」 「スキル」よりも「価値観」 ほか)
4 会計力-会計・財務を経営的に考えているか?(「数字」よりも「信念」
「仕訳」よりも「読み方」 ほか)
5 リーダーシップと人間力-結局はリーダーの人間力がものを言う(「総花的」よりも「重点主義」 「気合い」よりも「具体化」 ほか)
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