【感想・ネタバレ】月光ゲームのレビュー

あらすじ

夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々――江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく……。いったい犯人は誰なのか? そして、現場に遺されたYの意味するものは何? 平成のエラリー・クイーン=有栖川有栖の記念すべきデビュー長編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

有栖川有栖の作品を読んでみたかったので、1冊目にこれを選んだ。月の下りの説明は少し難しかったが全体を通しておもしろかった。主人公が恋心で揺れ動くのがいい。シリーズの他の作品も読んでみたくなった。読者への挑戦状が出てきた時はびっくりした。他の作品では自分の手で推理できたらいいな。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

デビュー作とは思えないレベルの高さ。
江神部長率いる「某文化部」一行は、休火山でキャンプする道中で同じようにキャンプに来た他大学のサークル等と仲良くなる。初日はみんなが楽しそうにしていて平和だったが、火山の噴火で目を覚ます。退路を断たれた一行は、次の日から1名失踪、1名殺害、また1名失踪と人が減っていき、この状況で人を殺す動機は何なのかという不気味さに怯える。
決定的な証拠がない中、マッチの燃えカスから犯人を当てる江神部長の推理は素晴らしい。
ただ、動機がキモい。マインドがキモい。
どうせみんな死ぬなら殺してしまえっていうのもいやだし、たかが前日に初めて出会った女の子のために3人も人を殺すのは理解できない。
月が人をおかしくするって締めくくってたけど、ちょっと腑に落ちないところもありました

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2026年01月18日

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ネタバレ

初の有栖川有栖作品。
火山のキャンプ場を舞台にした珍しいクローズド・サークル。続きが気になって一気読み。とても楽しませてもらいました。少し前に流行ったマーダーゲーム。当時も一部で楽しまれていたんですね。
殺人動機が呆気なかったのが残念かな。出会って数日であんなに夢中になる経験がない私には、んーという感じでした。
作者からの挑戦には全く太刀打ちできませんでした。

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2025年10月09日

ネタバレ 購入済み

それぞれが異なる犯人を思い描きつつ、なかなか判明しない真犯人と暗号の謎、事件にも影響しつつ皆を追いつめるクローズド・サークルなど、思った以上に読み応えあり。

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2021年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<感想>
■全体としては面白い
ストーリーが面白いし、クローズドサークルという舞台設定や、主人公らが大学生だけに雰囲気も暗くならず、情報も複雑すぎない、という点で、全体としては好みな作風。(ただ、人物が多すぎて識別が難しかった)
しかし解法の細部については一部ツッコミ所があるのでは、と思ってしまった

■エラリー・クイーン
タイトルからしてそうだが、著者はエラリー・クイーンが大好きなのかな?と思った。そうなると、まず先に保留していたエラリー・クイーン作品、特に国名シリーズを読んでから読んだ方がより楽しめたかも、とも思った。
エラリー・クイーンは自分が大好きな作家で、それ故に「とっておこう」と読むのをわざと保留していたが、それが裏目に出た感。
なお、本家「Yの悲劇」になぞらえた作品、というわけでは全くないように感じる。
本書で例えばアガサ・クリスティについて言及される、「Aがこういう行動をしたから犯人だ、とされるが、BやCだってできただろ、という点には触れられない」について、本書はそれに挑戦している感が伺える。
探偵役以外に推理をする者が3人もいる、というのがそれを表しているように思い、その点は好感触。

<考察>
真相について、ツッコミ所があるように思える。
①返り血
勉殺しについては返り血が超重要ポイントとなるのに、文雄や尚三については全く血の付着が問題にならない点は違和感を覚えた。
指切り取ったら血くらい付くんじゃね?とも思うし、「背後から刺したら全く返り血は付かないが前から刺したら付きます」なら勉も普通に背後から殺せば良かったんじゃね?とも思う。

②指と指輪
「指を切り取ったのは小百合が大切にしていた指輪のため」とあるが、だったらもっと細かく切って(というか指輪のすぐ隣部分を切って)指輪だけ回収して指は捨てればいいのでは。わざわざ指輪をはめた指ごと持って帰り、苦心して隠す、というその行為自体が不自然に思えた。

③動機
描写的に動機がゆるいと感じる。
「林の中でクリスチャンである小百合とヤっちゃってるのを見られ、吹聴されそうになった」レベルならまだわからなくもないが、そういう直接的な表現はなく、ただ何か冷たい言葉を言われただけ、というのは弱い。
「月の林で、結ばれるところだった」という表現があり、これが「ヤってる途中だった」という意味ならまあわかる。

④クローズドサークル
「なぜわざわざ犯人が絞られるクローズドサークル内で殺人を犯す必要があったのか」について、きっちり理由に言及してほしかった。
まあこれは「突発的な事態で殺人を犯す動機が生まれたから」で一応納得できなくもない。
これもやはり、動機が弱いから納得できない部分であり、「いや、別に何言われても構わんやん。殺したいなら帰ってから殺せば?」というのは現代感覚なのだろうか。

⑤懐中電灯
懐中電灯のくだりについて、何で壊れた懐中電灯をわざわざ持って帰ったのか。川で落として壊れたなら、そのまま捨てりゃええやん、っていう。
わざわざ「第一発見者となり、驚いて懐中電灯を落として壊してしまった、というフリをする」という必要がないように思う。

<次作>
自分は細部よりも全体として面白かったか、で捉える派なので、全体としては面白かった本作は、是非次作も読んでみたい、と思えた。

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2026年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2010年登録
再読しました
とてもいい~
緻密なロジックの積み重ねが
自然災害による大掛かりなクローズドサークルの中で…

ほろ苦い青春描写も、再読してみたらあーあるよねー
になっててよかった
あまずっぱいのに耐えられずごろんごろんする時期から
ふんふんと思えるようになった

マッチのロジックとかすごく細やかで好き

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2026年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

登場人物17人?!いや多い多い……と思いながらも頑張って読み進め、紹介や導入がしばらく続き「マーダー・ゲーム」がようやく出てきたのは67ページ。
このゲームの最中に誰か死ぬのか?と思ったりもしたけど、そういった事もなく読みはしっかり外れました!

と思っていたら夜が明けて1名が消え、からの大噴火。
噴火に関する描写は文字だけでもしっかり怖い。。。

その後は一夜毎に人が消えてくわけだけど、そもそも!!!
なんであんな危険な状況で各自好き勝手動き回るかね?!殺してくれと言ってるようなもんでは……?!
と内心ドン引きしつつ、
でもあんな状況下なのに誰も発狂したり暴れたり泣き喚いたりしないの凄いな偉いな。とも思ったり。
大の大人でも恐怖でおかしくなる状況ではあるから。

アリスにお兄さんいたのかとか思ってたら、大事な証拠らしきものを隠蔽し始めて、おいおい、、、。と好感度ダダ下がり。なんだこいつ?人が死んでるんだぞ何してんの?

カメラのフィルム抜かれたのも、序盤ならまだしもあのタイミングでは警戒しとくべきだよなぁ。とかちょっと思ったけど、そういうのも第三者視点だから言える事だよね。二十歳そこそこの学生たちがあんなに落ち着いていられるだけすごいよな。

本筋とズレるけど、会って数日しか経ってない女子に対して、アリスの異様なまでの執着が怖い通り越して気持ち悪い。信仰?崇拝?ちょっと異常なほど心酔していてゾワゾワする。
今際の際かもしれない時に「最後の時には一緒にいたい」はまだしも「この世で最後に愛した人の顔」はさすがに、、、
「闇の中、理代の霊気(オーラ)が僕をしっかりと導いた。」とか、色々過剰……若さもあるだろうけど、アリスの性分もあるのかな。そもそも両思い確定演出すらないのに、一人でここまで盛り上がれるのはちょっと普通じゃないよな……。

あと序盤からずっっっと思ってたんだけど江神さん好きです。
特にアリスが理代の行動やナイフの事を隠していた事実を知った時の江神さんの態度はなんかすごくよかった。余裕あるなぁーと。

後半、いよいよヤバいかもって時にアリスが
「江神さん、短いおつきあいでしたけど本当に楽しかったですよ。部長に会えただけであの大学に入った甲斐がありました」
と言い出し
「まだそれを聞くのは早いな」と江神さんが返すあたりの二人のやりとりもなんかいい。アリスちょいちょい面白くていいキャラしてる。

江神さんの謎解きから犯人の自白あたりは、いろんな意味でちょっとしんどい。
雑に言ったら三人に揶揄われたってだけのことで、いとも簡単に人殺すなよ。と。
確かにそれを機に山を降りてしまった彼女が運悪く亡くなってしまったと(思い込んだと)しても、そんなぽんぽん殺すか普通?どういう心理??と思ったけど、
間接的に、最愛の人がその揶揄いきっかけで(結果的に)死んだと思ってしまったら行き場のない思いや、やり切れなさが振り切ってしまったのかなぁ?もちろん揶揄ったことはよくなっただろうけど、擁護するみたいだけど悪質なイジメや犯罪を犯したわけではないわけで、殺された側からしたらちょっとたまんないよなと…。

てかサリーは残念なことに実際亡くなってしまっていたけれど、もし生きてたらどうすんのよ……。取り返し付かなさすぎでしょうが。
そんな理由でいくらなんでも殺すの…か…?という戸惑いと非難の気持ちが明確にあるのに、
内臓破裂でもう長くはないかもって時の謎解きに、自分の命が長くない事を悟ったかのように息も絶え絶えに自白する痛々しい姿はちょっと見るのもしんどく、悪あがきもなく潔く認めるどころか江神さんに清々しく降参し始めるからなんかなんとも言えない気持ちになってくる、、、!
「江神さん」「月の、せいじゃ、ないよ。真夏の、照りつける、陽の下で、俺は、サリーの、ナイフを、手に入れて、人殺しの、機会を、窺ってたんだ。月の、せいになんか、する気、ない。」
とか言ってるあたりではなんかもうこっちが泣きそうになってしまい感情迷子。
とはいえいくらなんでもやり過ぎだよなと思っていたらアリスが
「聞いたばかりの彼の告白の意味を、果たして自分が理解したのかどうか、定かではない。それしきのことで三人もの人間の生命を奪えるものだらうか、という想いを心のどこかに留めたまま、僕は彼の物語をそこまま受け入れた。」って言ってて、そうだよな、そう思うよな…と。

シンプルに動機に納得も共感もできないのかも。理解はまぁ、本人が言うならそうなんだろうな、くらい。

ほんでしつこいようだけど、どいつもこいつも会って数日でそこまで相手にのめり込めるか?!?!という部分だけ最後まで引っかかりました。

シリーズ2作目読むのも楽しみ!

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2026年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ストーリーと設定は良い。トリックはパッとしないしカメラに隠す必要性が??。人が多すぎて特徴が薄く誰が誰かわからない。動機も弱い。次に期待。

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2026年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

有栖川有栖のデビュー作、学生アリスシリーズ1作目。
最後まで誰が犯人かわからなかった(登場人物多すぎ)。
文体もよくわかんないけど、雰囲気や舞台設定などは面白かった。

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2025年12月09日

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