あらすじ
舞台は、思春期ごろに『二次性（アルファ、ベータ、オメガ）』を確認する検査が行われるオメガバースの世界。ベータの家系に生まれたにもかかわらずオメガと診断された奏は、検査から数年経って尚、オメガであることに戸惑いを覚えていた。そんな奏を心配したかかりつけ医の勧めでメンタルケアアプリ『バーチャルアルファ』のテスターになった奏は、「自分のアルファであるクラスメイト」という設定のAI『悠吾』と話すことで、常に真摯に愛情深く接してくれる彼との対話に、少しずつ自身がオメガであることを受け入れられるようになる。いつしか奏は悠吾に対して、AIだと分かりながらも、仄かな恋心を抱き始めて―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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良き
AIアルファ、本屋で出会う謎のアルファって文言で何となく展開を察する人は多いと思いますが…。それでも良かったです。
山あり谷ありという訳ではなく、比較的穏やかに二人の関係性は構築されて、最終的にはしっかり収まるところに収まる感じ。ハラハラドキドキなBLにちょっと疲れてきたという人にオススメなオメガバースBLだと思います！
珍しい展開で楽しい
オメガバースの世界でバーチャルアプリの設定はとても面白くまた主人公が高校生なのが無理なく感情移入出来ました、最後までとても楽しく読めました。
Posted by ブクログ
相手は実際には存在しない『AIのアルファ』という珍しい設定に惹かれて購入。
大満足の作品でした。
オメガバースの世界観ですがリアリティの高い描写で描かれており、実際にこんな悩みを抱えているオメガがいるんじゃないかと思わせるほどでした。
主人公と一緒に悩み、涙してしまう場面も。
そして何より印象的だったのが、中盤以降の愛情溢れる溺愛。これでもかと言わんばかりの溺愛と献身に心打たれました。
読後感も非常に幸せになれる素敵なラストで、二つ収録されている番外編もどちらも楽しめました。
何度でも読みたいと思えるそんな素晴らしい作品です。
強気なオメガ
評価の高さに惹かれて購入。
主人公は強気な性格です
出てくる人達、皆良い人ばっかりで
本編では説明されてない部分があり
腑に落ちませんでしたが
ショートストーリーで
その辺もしっかり回収されてたので
納得して読めました
Posted by ブクログ
私もあんなスパダリが欲しい。
優しくされたい甘やかされたい。
読んでる間ずーっと好きな匂いが鼻のあたりを纏ってる感じがして、これが多幸感に繋がるんだなぁ。
ただその嗅覚の記憶がたまに胸を締め付けてくるんだけどね。
挿絵があればなあ
受けが好きになれないタイプ。
攻めのフェロモンで素直になってる時の受けが可愛すぎて、ずっと発情期だったらいいのにって思いながら読んでた。
さわりの部分も、なんでバーチャルアルファの相手男なんだよ女が良かった〜みたいなこと言うし、自分がアルファを受け入れる肉体構造してるの無理！ ってオメガ全否定するし、こいつは嫌いなタイプの受けだ〜って読むの躊躇うところだった。
攻めはダメな部分がない。
メインカプよりも、オマケストーリーで主役だった真砂×海弥のカプの方が好き。
最後にもったいないのが、挿絵がないこと。
