あらすじ
緑の切妻屋根の家、グリン・ゲイブルスを舞台に、
アンが大まじめで引き起こす大騒動が、みんなをしあわせに!
1952年、村岡花子によってはじめて日本に紹介された『赤毛のアン』。
親子3代で人気のある村岡花子の美しい訳が、邦訳70周年の2022年、これから読み継ぎたい改訂版となりました。
<中学生以上の漢字にルビつき>
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Posted by ブクログ
1952年の村岡花子の訳であり、それが日本の古典ともなっている。すでに翻訳から70年を超えているが、全く古さを感じさせない。よくこれだけの翻訳ができたものである。マシュウ小父さんの死で終わっているが、その後の物語もある。子どもの心を表す教育小説ということも言える。すでにNHKでドラマを放映しているが、マシュウのエピソードもあったが、マシュウの死まではドラマでは描かれていなかったような気がする。
Posted by ブクログ
小学生の頃繰り返し読んだ本。
劇団四季の舞台に少し違和感があったので再読しました。
昔読んだときの印象は、アンはいつも大げさな物言いで、そそっかしく失敗ばかり。孤児院から引き取ってくれたマリラとマシューに愛情豊かに育てられ、聡明で努力家で、ゆくゆくは先生になって大好きなアヴォンリーでマリラを支えていく話。容姿をからかったギルバートの頭に石板を打ちおろし、その後ずっと許さなかったのは痛快だった。
40年以上を経て、今読むと、結婚したこともなく子どもを育てたこともなくひっそり暮らしていたマリラとマシューの兄妹が、どんなにこの少女の素直さ、明るさに救われ、日々が輝き、どんなにこの少女を愛していたか。それが強く心に残った。