あらすじ
地味な容姿の自分は、かわいくなれないと思っていたルチア。しかし、幼少期の出会いをきっかけに、彼女は、自分が好きなものを好きであり続けると決心する。成長し、いつか自身の工房を持つことを夢見て服を作り続けるルチアは、友人の魔導具師ダリヤに頼まれて作った靴下がきっかけで、服飾魔導工房の工房長に任命されてしまう。
大抜擢ゆえのやっかみやトラブルも、夢の実現のためならなんのその! ルチアは仕事のかたわら、服飾ギルドを訪れる人々のお悩みも解決していく。いつか素敵な服で王都を埋め尽くすために、服飾師ルチアの幸服計画がここからはじまる!
感情タグBEST3
匿名
『服飾師ルチアはあきらめない』は、小説版を何度も読み返すほど大好きな作品。そのコミカライズということで、読んでみました。
「ああ 俺が保証人になろう」のコマの夕焼けのお兄ちゃんこと、ヨナスの表情が好きです。
ちょっと意地悪な子はいても、大人がみんな優しい世界。
ダリヤのお友達のルチアってこんな子供だったんだ?と解像度が上がりました。
なんとなく想像していた通りの家族との関係が心地よいです。
スピンオフ
魔導具師ダリヤはうつむかないのスピンオフ。
絵師さんの絵がかわいくて
読みやすいです。ルチアとヨナスに繋がりがあったなんて!夕焼けのお兄ちゃんのエピソードが良かった。本編でヨナスは熟女好きっぽかったけど、自立した女性が好きとも言っていたから、この先ルチアとどうなるのか気になるところです。
ヒロインが明るく元気で健気
服飾関係で努力するヒロインが明るく元気で健気である。あまり暗い影や試練が少なく、どんどん話が進んでゆくところはスピード感があってよいが、逆に物足らなさも覚える。絵柄はまあまあという感じかな。服飾関係だったらもっと繊細な絵柄でなくてはいけないのだろうが。