あらすじ
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不確定性原理とはなにか? 粒子と波動の二重性とは? 電子のスピンやもつれってなに? 「場」の量子論って?
「量子」と聞いたときに感じる、あなたの「頭のもやもや」をすっきり解決します!
この本の目標:シュレディンガー方程式の「意味」を多角的に理解する!
「量子力学」について、世の中にはさまざまな参考書があります。でもたいていの教科書には、量子力学が「何」であるかは書かれていません。シュレディンガー方程式を解くための解法テクニック「ハウツー」ではなく、量子力学の「ホワット」に的を絞って解説していきます。
こんな方におすすめです。
・生まれてはじめて「量子力学」の世界を覗いてみたい人
・学生時代に習ったことはあるけど、頭のもやもやして、本当の理解ができなかった理系出身者
・講義の途中、ふと「これって、どういう意味なの?」と思ったけど、先生にも、同級生にも聞けずにいる学生の方
量子力学の「歴史的な理解」、実は研究者でも「うまく理解できない部分がある」ことを明らかにし、その上で、必要とされる「数式や計算」を省略せずに、微積分や三角関数の基礎からていねいに解説。さらに理解が難しくなるポイントは、対話形式の文章でおもしろく解きほぐしていきます。
アインシュタインだって戸惑ったという「量子の世界」に、この本をもって飛び込んでみましょう!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
高校数学で分かるシリーズの電磁気学、量子力学、フーリエ変換と、ゼロからわかる解析力学を読破した後で読むと、シュレディンガー方程式が電子の波を表す方程式である物理的意味が見えてくる。
フーリエ変換の身近な例は三角プリズムを使った光の分解とは、光と言う波が赤や紫の波の成分で表現できることと同じ。
シュレディンガー方程式の具体的イメージがたくさんのバネに玉があって振動してるのと同じ。
ハイゼンベルクの行列力学は無限次元行列の対角行列とみなせば、対角成分が飛び飛びのエネルギーに相当する。
これらのイメージの説明にピンと来た。
それから、シュレディンガー方程式を解く例に、自由粒子、水素原子、調和振動子が数式と図で説明されてるのはありがたい。
気づきが多くあった。