あらすじ
100mだけ誰よりも速ければ、どんな問題も解決する── ◇『チ。-地球の運動について-』の魚豊、“全力疾走”の連載デビュー作!! 「100m走」に魅せられた人間たちの、狂気と情熱の青春譚!!
自らの才能の劣化を感じ、陸上から遠ざかっていたトガシ。しかし高校で目の当たりにした理不尽を前に、再び走ることを決意する。”元全国1位”の仁神も陸上部に復帰し、迎えた部活動対抗リレー。アメフト部との戦いの行方は──!? そしてトガシは、インターハイで小宮との再会を果たす。しかし小宮はかつての面影を失い、あまりに”速くなりすぎ”ていた──。
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Posted by ブクログ
「チ」もそうだけど、熱という言葉が非常にしっくりきた。
別に、頑張らなくても全国優勝できちゃう人が、
才能なくても、熱を持った人に、
感染させられてしまう。
初めてのプレッシャーを感じる。
そこから初めて、主人公にとっての世間が開いた。
たった10秒程度の競技。
これまで世界大会であっても、見もしなかったけど、
これを読むと見たくなる。
真剣にかかる人のドラマは、常に周りを熱くする。
私も熱に中てられた。
Posted by ブクログ
小学生、高校生、10年後って飛び飛びの物語になっている点は、ちょっと『チ。』に似ているかも。ラスト見開き3枚絵が素晴らしい。二人の笑顔はこの物語を読んできて報われたと思える。また「終」のページでの決着の付け方もニクい。まあ、あれ以外の終わり方はないだろうな。そしておまけのページでの、メインキャラ達が黒服で勢揃いの図はかっこいい。劇場版もどこかのタイミングでぜひ観ないとね。
Posted by ブクログ
名言が多い、刺さる。だけども
なぜ走るのかを求めた結果、走るのが好き、というのがやっぱり1番。
シンプルだけど、色々な考え、出来事ひっくるめてのものだから、すごくいい。
Posted by ブクログ
「浅く考えろ 世の中舐めろ 保身に走るな 勝っても攻めろ」
「不安とは君自身が君を試す時の感情だ 栄光を前に対価を差し出さなきゃならない時 ちっぽけな細胞の寄せ集め1人 人生なんてくれてやれ」
財津の言葉が人生とか物事の価値とかを考えすぎてしまう私にとても刺さった。
ちっぽけな細胞の寄せ集めって、、え、、って笑
結局考えて考えて考えた先に他人からの評価や社会的な意義なしにただただ好きだから走るというのが
好きな食べ物の理由を聞かれた時になかなか答えられないような感じでそれでも生きる上で大切な視点だと思った。
映画も絶対観ます!!!
Posted by ブクログ
ひゃくえむも勿論よかったが佳作がよすぎてびっくりした。
ひゃくえむも映画もいいけどマンガの方が好き。
マンガの方が走ることでのメリットとか意味とか存在意義とかが言葉で描かれてて分かりやすかった。面白かった。
佳作の方もやばい!!!!!!びっくりした!
そりゃチ。とかひゃくえむ。描く人の短編すごいやろな〜って思ってたけど想像以上だった。まじで出会えてよかった
Posted by ブクログ
ひゃくえむ。
2025.10.18
ひゃくえむ。
魚豊さんの『チ。地球の運動について』が大好きだし、短距離ではないけれど元陸上部だったのでみるしかない!と思い決断。
正直言って、生きる意味がわからない私にとって走る意味もよくわかっていない。私が現役の時は一度始めてしまったからキリのいいところまでやり切りたいという意地で陸上をやっていた。もちろん記録が出て、いわゆる調子がいい時に走るのはとても楽しかった。しかし怪我や貧血、タイムが伸び悩むことによって、だんだん頑張って辛いことをして何か報われるのだろうかと何度も考えるようになった。
だけど映画からは命をかけるほどの熱狂、つまり”ガチになること”がどれだけ人を動かすのかに意味を感じた。彼らにとって100mに命をかけることで得られる感動、苦悩などは他のどこにでもない、素晴らしいものなのだろう。財津さんの『細胞の集まりくらいの人生、くれてやれ』という言葉は、せっかくなら死ぬ気でやって、生きてたことに悔いがないようにすべきだという意味だろうか。何かに全力を注ぐ人には刺さる言葉だろう。
特に印象的だったのは海棠さんの『現実逃避は俺自身へ期待だ。俺が俺を認めてない姿勢だ。』という言葉。長年自分と戦い続ける姿がかっこよかった。
最後の躍動感あふれるシーンによる終わり方は陸上が相手との勝ち負けで終わるものではなく、自分との戦いであることを暗示しているのかなと。
最近見つけた素敵な言葉
狂気を俯瞰するのが哲学で
俯瞰してもなお狂い続けるのが芸能だ。
これはアスリートも含まれるはず。