あらすじ
フローリアがさらわれるという事件により
互いへの想いを再確認した二人は、「公爵と側仕え」から特別な関係へと変わった。
デジレは恋人になったことでより一層フローリアを溺愛し、
屋敷で寄り添ったり一緒にお祭りに行ったりと、甘く穏やかなひと時を過ごす。
しかし、フローリアを狙った犯人の存在が二人の心に陰を落としていた。
そんな中ついに聖女の儀式の日を迎えるのだが、聖女のレナータではなく、
なぜかその場に居合わせたフローリアが封印の儀式を成功させてしまい――。
「何が起ころうと、私は変わらずに君の傍にいる」
神託の真実――そこから聖女を巡るすべての真相が紐解かれていく。
これは、虐げられていた少女が麗しき主の下で幸せになるまでの恋物語。
波乱と感動のクライマックス!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感情タグBEST3
マインドコントロール
うーん、読みながら、マインドコントロールについて考えてました。優秀な兄や姉、それに引き換え何もかもが劣る自分。それは母親が違うからであり、その母も家族に虐げられていたから早く死んでしまった、、というのはわからなくもない話です。劣等感というのは誰にでもあるし。まだ幼い子供だし。それにしても題名と作品の中身の雰囲気が違いますね。
もう少しテンポ良く話が進めばもっと良かったですね。ところで、ずっと違和感だったのですが、一人称でヒロインが話を進めるならヒーローのことは呼び捨てではなく会話の時と同じ「デジレ様」としてほしかった。兄やミハイルのことは「兄様」「ミハイル様」なので。