あらすじ
通算2414試合出場。
プロ野球を文字通り「もっとも近くで見てきた」元審判が語る、超一流のプレーとその舞台裏!
・“ダルビッシュ以上”の球を投げた投手
・一流打者に共通する「焦げた匂い」
・外国人選手の“悪口”に猛反撃!
・判定で大失敗!? 抗議しに来た星野監督の意外な一言
・“BIGBOSS”新庄 現役時代の外野守備は一級品
……など、投球、打撃、守備、走塁、監督、すべてにかかわる審判のエピソードはプロ野球ファン必見。
読めば思わず誰かに話したくなる一冊です!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
【プロ野球元審判は知っている】
やはりプロ野球好きな私としては外せない元審判佐々木昌信さんの著書。
マスク越しに見たプロ野球選手の凄さについて6つの章から構成されていますが、最も印象に残っているのは第2章の『守備を見る』での捕手について記された部分です。身体は大きいけれど、低く構えてボールを捕った位置をちゃんと見せてくれる捕手の話。ジャッジするのは審判という当たり前のことがしっかり出来ているかどうかは大切なことなんですね。これは谷繁元信、城島健司の二人のこと。
また投手の守備では、桑田真澄、松坂大輔が二大巨頭、それはバント処理、二塁送球が秀逸だと書かれていますが、同時に松坂投手は高校時代のコーチに「プロに行ってからバント処理や牽制か覚えられなくて一軍に上がれないのは勿体ないと高校時代から徹底的に仕込まれたそうです。その横浜高校、涌井秀章、柳裕也も同じく横浜高校の後輩です。
忘れていました、一番最初にすごい投手の記述です。
これは本を手に取って、その投手の凄さを味わっていただきたいです!
著者の佐々木氏、私よりほんの少し先輩にあたりますが、2020年に実家のお寺を継ぐために住職となられています。
今はリクエストなど審判には逆風と思われる制度も導入されていますが、その分真剣さは高まりますし、プラスの部分も大いにあるという見解が記されているのも、これからの試合では審判という職業の凄さを感じたいと思います。
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野球の裏側が分かる!
元審判の視点から、プロ野球選手の特徴を浮き彫りにしているのが面白い。内容を読んでから改めて野球中継を見る楽しさも増えた。
野球ファンならぜひ一度読んで頂きたい本だと思います。
Posted by ブクログ
それなりに面白かったんだけど、もっと現場の臨場感というか、本当にそこにいないと書けない視点の話がもっとあると良かった。一点、今のグランドは汗臭いのを嫌ってみんな香水つけてるんだって話には驚いたな。
Posted by ブクログ
2020年までプロ野球の審判として2000試合以上もの試合の審判をした著者がグラウンド上での選手の姿や審判としての苦悩などを書いた一冊。
ファンよりも近いグラウンドの中で試合を見ている審判の方の本音を本書で知ることができて楽しみながら読めました。
一つのプレイや投球の判断の難しさやプロの技術の高さ、選手のこだわりなどグラウンドでしかわからないことがたくさん書かれており参考になりました。
また、投手における球離れの遅さやキャッチャーのそれぞれの人の戦術の違い、バッティングの打球音や見極めなど有名選手の技術の裏付けとなるエピソードも興味深く読むことができました。
そして、長嶋、野村、星野といった名監督と審判とのエピソードも個性があって面白いと感じました。
守備位置と審判の立ち位置の関係や香水をつける習慣ができたことやクロスプレーを嫌がる審判の方の本音などグラウンドの上でしかわからないこともたくさんありました。
また、著者が思う日本人メジャーリーガーの成功の秘訣もなるほどと思いました。
本書を読んでプロ野球の新しい視点を知るとともに審判の方のプライドや苦悩を知ることができ、野球の違った見方や楽しさも感じることができた一冊でした。
Posted by ブクログ
プロ野球の審判員だった佐々木さんが現役時代に目の当たりにした印象的な出来事、舞台裏をまとめた内容
ミニ短編、70ものお話が掲載されています
佐々木さんがジャッジされていた90年代から10年代は、個人的に最もよくプロ野球を観ていた時期とも重なり、とても興味深かったです
特に、終盤に掲載されていた監督や、乱闘、プロ野球史に残る名場面に審判として携わった際の舞台裏等のお話は特に知らないこと多数ありで、大変面白かったです
試合中、選手や監督と普通に会話を交わしていること、内容が雑談に限らず投手の調子等、試合に関わることも多々あったことなどはとても意外でした