【感想・ネタバレ】スターメイカーのレビュー

あらすじ

肉体を離脱した主人公は、時間と空間を超え、宇宙の彼方へと探索の旅に出る。訪れた世界で出会った独自の進化を遂げた奇妙な人類と諸文明の興亡、宇宙の生命の生成と流転を、壮大なスケールと驚くべきイマジネーションで描いた幻想の宇宙誌。アーサー・C・クラークやスタニスワフ・レム、J・L・ボルヘスをはじめ多くの作家に絶賛され、多方面に影響を与えてきた伝説の作品を全面改訳で贈る。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

普通に面白かった笑。これが第二次世界大戦前に書かれたというんだからな。特に最後の「スターメイカー」との邂逅のあとは、また別のタイミングで読んだら、別の事を感じそうなので、再読したい。

0
2023年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ごく一般的な夫として生きていた主人公が突然肉体を離れて、意識だけで宇宙に飛び立ってしまう――そこからの果てしない時の流れは壮大で遠大であり、次第に自分の想像力がついてこなくなる。理解力が及ばない点も多くあったので、ちゃんと読めたかどうかは怪しい。特に「神霊」というものを理解するのが難しい。
人類にもいろんな人類がいるという描写が興味深かった。中には生理的な嫌悪を感じるものもあり、自分がどこまで許容してどれほどの傲慢さを持っているかに気付かされたりした。
さまざまな人類のさまざまな戦争をずっと見ていたら、頭がおかしくなってしまいそうだ。
主人公が星から星へと飛び回るさまは、まるで神の視点みたいだと思っていた。主人公たちは姿がないから、うまく介入して「神の使者」として戦争を止めたりしている。もはやこの人たちがスターメイカーではと思ったりもした。でも作り手は他にいたのだな。
個人的に生に意味はないと思っているので、たとえスターメイカーが遊びや学びの一環で思いつきで星を作っていても何も思わない。そのような存在がいたら面白いなと、 単純に思う。こうやって宇宙が生まれて誰かの手のひらで転がされていたら面白いだろうなぁ。
訳者あとがきによると、第一次世界大戦を経験したことがかなり作品に影響しているようだ。夥しい被害を目にしていたであろうことを考えると、宇宙からの目線でこのような小説が生まれたのも分からなくはないような気がした。

0
2024年05月10日

「SF・ファンタジー」ランキング