【感想・ネタバレ】早朝始発の殺風景のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年05月01日

早朝始発の殺風景
皮を剝いてどうだとかブツ切りにしてどうだとか、料理のレシピ的なものが書き込まれている。

メロンソーダファクトリー
中学の写生の授業。詩子は緑色に囲まれた自然が描けず、しかたなくマンホールを描いた。詩子は詩子なりに苦労を重ねていたのに、私はマイペースな奴なのだと決めつけていた。メロ...続きを読むンソーダは緑色をしてるだけでメロンの味なんてしないと。

夢の国には観覧車がない
「夢を壊さないために周りを見せないっていうのは、結局現実を覆い隠してるってことじゃないですか。


0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月05日

事件が起きる訳ではないけど、ミステリー調に日常に隠された真実を推理する形式が面白かった。
短編集だが、それぞれの話が同じ街で起きていて、深く関わりはしないけど、すれ違う程度に繋がるところがよかった。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月21日

5作品+エピローグからなる、学生たちが織り成す日常ミステリ。短編集だが各作品ともに登場人物が2人から3人と非常に少なく読みやすかった。
日常の中に見え隠れしたふとした違和感や、ちょっぴりダークな面を各短編の中に上手く落とし込んでいるのが秀逸。

特に好みだったのは『メロンソーダ・ファクトリー』。
...続きを読む子校の仲良し3人組の真田・詩子・ノギちゃん。彼女らがいつものファミレスに集い、文化祭のクラスTシャツを決めているときに起きた小さな友情の亀裂。
普段、ドリンクバーでメロンソーダしか頼まない真田の親友・詩子。詩子は不思議ちゃん系なのだが、真田のことが大好き。そんな彼女は、真田の出したクラスTシャツの案を珍しく頑なに否定し続ける。
走った気まずい空気。真田の視点でそれ見ている僕ら読者は、彼女と同じく何が何だかまったくわからない。
普段と様子が違う詩子。辛そうにする詩子を心配する2人。そして彼女がメロンソーダしか飲まない理由。
読み終わる頃には心が暖かくなっている、素敵なミステリーだった。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月22日

『早朝始発の殺風景』の殺風景が苗字だったとは…

この衝撃から始まった本書。私は今まで青崎有吾さんの作品を読んだことがなく、初読みに丁度いいものはないかなと探していたところ、本書に出会いました。

表題作は、電車の中で読んだので出口に近い扉から乗るところはあるあるすぎて少し笑ってしまい、、普段何気な...続きを読むくやっていることが改めて文字化されると、なんだか滑稽に思えますw

『メロンソーダ・ファクトリー』のように、親しくなればなるほど、言えることも多くなるけど、それと同じように言えないことも増えていって…。自分も同じような経験があるなと…。親しい人にこそ、秘密って言えなくなるものですよね…。

いわゆる日常の謎系のミステリーだけれども、思春期特有の人間関係、ほんの少しの見栄とか、秘密とかを表していて、文字通り「青春密室劇」だなと感じました。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年07月05日

「黒猫を飼い始めた」で青崎さんの短編を気に入ったので、この本に辿り着いた。「殺風景」が苗字というのはちょっと詐欺だよね。少し無理な設定はあったけど、それを差し引いても、どの話もほっこりとなったし、謎解きも面白かった。青春いいなぁ。エピローグで、殺風景が実行に移してたのには驚き。やるねぇ

0
ネタバレ購入済み

2023年03月25日

高校生たちのありそうでなさそうな空気感が懐かしく、ミステリー要素もあり、おもしろかった!
エピローグで各々のその後が見れたのもよかった!

#エモい

0

「小説」ランキング