【感想・ネタバレ】目覚めよと彼の呼ぶ声がするのレビュー

あらすじ

「池袋ウエストゲートパーク」シリーズでおなじみ・石田衣良の、刺激に満ちたエッセイ集。テーマは恋愛、東京、子供、音楽、時事、そして文学──。あちこち移り住んできた東京の街の魅力。どうやって小説を書いてきたか? チャーミングなのに恋に臆病な女性たちに伝えたいこと。ハイエンドオーディオのケモノ道。男たちよ、ちゃんと遊ぼう…。全力をつくしながらも楽観的な、作品世界の秘密を垣間見られるエッセイ。著者のカラー近影と語りおろしインタビューを特別収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

衣良さんらしいエッセイ集
肩の力を抜いた感じで
すっと心にしみる

こういうスタイリッシュというか
スマートな考えって
やっぱり素敵

0
2011年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

石田衣良さんのエッセイはR25に掲載されているときから大好きだった。
『空は、今日も、青いか?』というタイトルで文庫化されている。
まず、なんと言っても読みやすい。
偉そうでもなく、独りよがりでもなく、テーマは日常の一部分なのに
ちゃんと読者に対するメッセージ性がある。

何より、その引き出しの多さに驚嘆する。
雑誌や新聞に寄稿したものを集めた本だけれど、
その幅が広い。
雑誌一つとっても、20代・40代向けの女性誌、
同じく各年代の男性誌、スポーツ雑誌に骨董雑誌。
タウン誌。新聞も大衆紙と経済紙。そのほか色々。
どの部分を切り取っても、石田さんのエッセイになっている。

多趣味な方だとは思っていたけれど、ここまでとは。
石田さんがいつまでも若々しい文章を綴られているのは、
心の柔らかさがあるからなんだろう。
「頭が固い」は年老いた人の形容詞だ。

そして一貫しているのは「文章を読もう」ということ。
これは小学生から、大学生から大人まで、どの人にも伝えている。
石田さんが持っている知識の泉はまさしく、
この読書習慣によって身についたものだという。

石田さんに憧れるのなら、もっともっと本を読もうと思った。

0
2011年07月03日

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