感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
今の自分が就職活動中という立場もあるかもしれないが主人公と立場が似ているともいうことがありすごく感情移入してしまった。就職における本音と建て前や自分が考える仕事に対する条件をすごく考えた。この作品のように女性であるなら結婚のことなども考えないといけないだろう。今の自分の現状をすごく考え直そうと思ってしまうきっかけをつくった1冊であった。
Posted by ブクログ
「史上最低の日
三日前、失業した。そしてゆうべ、恋人に「好きな女ができた」と言われた。」
「帰りたい、そう思った。行くのではない、戻るのでもない。そここそが私の帰る唯一の場所。いつか琴子は駅へと走り出していた。
それは夢に向かって走り出したと同じことだった。」
文学してますね。「あとがき」の時代背景を拝読すると、就職難の時のこととのこと。就職難になる度に、人気が出るかもしれない。
前を向いて生きろという、強い著者の意思と伝言。
登場人物には著者の、人間の理想像がいくつか浮かび上がっている。
Posted by ブクログ
琴子が仕事に男にとことんついてなくて、金銭感覚や仕事に対しての夢など、27歳の等身大の女性という感じで親近感を感じた。
このまま守屋の会社で働き続ければいいのに、と会社のヘルプをやめて田舎へ帰るシーンでつい気を揉んでしまったが、収まるところへ収まったようで、なにより。
ついに自分の居場所を見つけて、新しい夢に向かって突き進んでいく様がすがすがしくて、力をもらったようです。
個人的には守屋の人柄が魅力的で、頭の中ではサンドウィッチマンの富澤で脳内実写化されていました。笑
Posted by ブクログ
突然失業と失恋に見舞われた27歳の主人公が、なんとか東京に止まろうと就活したり、水商売を経験したり、男に永久就職しようとしたりする。主人公は運がない。しかし最後は自分で決めた自分の道を見出すことができた。