【感想・ネタバレ】緋色の研究のレビュー

あらすじ

ホームズとワトスンが初めて出会い、ベイカー街221Bに共同で部屋を借りた、記念すべき第1作。ワトスンへの第一声「あなた、アフガニスタンに行っていましたね?」は、ホームズが依頼人の過去を当てる推理のはしり。第一部はホームズたちの出会いから殺人事件解決まで。第二部は犯人の告白による物語で、米ユタ州からロンドンにいたる復讐劇。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

何気にシャーロックホームズを全く知らずに生きてきたので読んでみるかとなった。いや、面白い、なんで読んでこなかったんだ。
色んな翻訳の本があるが調べると光文社が読みやすいと知ったのだが確かに読みやすくわかりやすかった。所々挿絵もあって楽しい。
まずホームズとワトソンの出会いから事件の全容
、逮捕まですごいスピードで駆け抜けて、その後犯人の過去(動機について)がわかり隙がない構成でするすると読めた。
2人の掛け合いも楽しい。

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2025年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シャーロックホームズを今更ながら読んでみよう!と思い、読み始めました。
2人の出会いから、事件解決までとてもテンポよく進み、面白かったです。
第二章の犯人の回想で種明かしされていく流れもわかりやすく、ミステリ初心者にもありがたい…!
世代を超えて愛される理由がわかりました!

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2021年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

二部構成となっていて、一部と二部でがらりと景色が変わり最後にがっちゃんこという形が新しく面白かった。
具体的に、一部は出会いから事件解決まで。二部は犯人の犯行に至るまでの経緯(動機の説明)。
最後に時系列で言うと一部の最後に戻りホームズの推理で締め。景色が変わると表現したのは直接的な表現で、一部は霧の街ロンドンの暗い描写が、二部はユタ州のアメリカの原風景が簡単に思い描けたから。このコントラストがたまらなかったです。
解説にて、この構成がほかの作品でも導入されているとのことだったのですぐ次作と言われている「四つの署名」を購入しました。

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2020年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シャーロックホームズとワトスンの出会いの場面。
沢山の訳がでている。

途中,違う話になったかな?とすこし混乱したけど、繋がっていた。
シャーロックホームズの知識と能力をワトスン博士が書き出しているところで能力って偏っているほうが平均よりもいいのかもと思ったり。いらない知識は捨てるって良いな。

人にも事情がある。

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2024年09月21日

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ネタバレ

面白かったけど、犯人は名前がはっきり出てくる人が良かったなぁと思った。前読んだシャーロックホームズの冒険の方がワクワクした。しかし、やっぱりホームズは推理前にもったいぶらないからよし

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2024年05月21日

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ネタバレ

今更だけど、ホームズを読もうと思い立ち光文社の文庫で9冊揃えました。光文社の文庫は乱歩のものもいいのですが、このシリーズも挿絵や丁寧な註が充実していて中々楽しめます。

さてお話ですが、こんな凝った構成で隠されたドラマがあるとは知らなかったので退屈せずに読めました。モルモン教のことも少し分かったし歴史小説としても楽しめました。

肝心の謎解きは、現代のミステリーに馴染んでいると、証拠の部分や捜査、推理分析の部分で甘い所はあるように感じるが、論理的には素直になるほどとうなづけました。

ホームズの短編は一応読んでいるはずだが、長編は読んでないので楽しみです。

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2022年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かっこいいタイトルの「緋色」がまさか鼻血の落書きとはね…昔好きだった岡田あーみんの漫画みたいで妙に嬉しくなった。
第二部のルーシーたちがすごくかわいそうで結構感情移入した。モルモン教に対してとんでもないネガキャンになっていると思うけれどソルトレイクシティには復讐の天使団avenging angelsと言うホームズのファンクラブがあると解説本で読み、やっぱりシャーロック・ホームズは偉大だなと思った。

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2023年05月08日

Posted by ブクログ

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コナン好きなのに今まで手を出してこなかったけど、友達が全集を購入したことをキッカケに読みだす。ホームズがなろうのように見えることもあったけど、推理の手ほどきは見事だった。第1章と第2章と話の展開が違いすぎてビビる。「緋色」が西洋では「罪悪」を象徴しており、犯罪について述べたホームズの言葉がかっこよかった。

「どうかね、これを緋色の研究とでも呼ぶことにしては? われわれだって、少しは芸術的な表現を使ったっていいだろう。人生という無色の糸桛には、殺人という緋色の糸が分かちがたく混りこんでいる。ぼくたちの任務は、それを解きほぐし、分離して、端から端まで一インチものこすことなく白日のもとにさらけだすことなんだ。」(『緋色の研究』第一部第四章 訳・鮎川信夫)

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2020年08月31日

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