あらすじ
――おまえを妻にする。俺はそのために王になった。
嫡出の王女でありながら父に疎まれ、
母とともに離宮に追いやられていたエステル。
病床の母の世話をしながら慎ましく暮らしていたが、
隣国の王マテウスと異母妹の政略結婚が決まり、
侍女として付き添うよう命じられる。
だが、赴いた隣国で現れた王は、
数年前、エステルが命を助けた男で――!?
「俺が欲しいのは、エステルだ」
異母妹との結婚を棚上げにしてエステルに熱く迫り、快楽を教え込むマテウス。
何やらこの政略結婚には裏があるようで……?
俺様紳士な若き王×薄幸の王女、一途すぎる執着愛に翻弄されて……。
【目次】
序章
一章 王女にして侍女
二章 王の戯れ
三章 誰にでも秘密はある
四章 それぞれの正体
終章
あとがき
【関連ワード】
ライトノベル 恋愛 ファンタジー ソーニャ文庫
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満足です。
面白くって一気に読みましたが、カリーナのキャラがぶっちぎりで大好きです。心優しきヒロインと刺客から助けられたヒーローがつかの間の安息の日々を過ごしてお互いに引かれ会う。でも本当の身分を隠している二人。最後は幸せになってよかったです。
Posted by ブクログ
マテウスは初志貫徹、一途にエステルを思い続けたため、問題は母のため、国のためと自分の心を押し殺していたエステルの心の成長を待つ話に。
自分のために異母妹を蹴落としてでもという気概が出てくるのは終盤になってから。
そこからの展開は怒涛だった。
それにしてもマテウス。
きみエステルの正体など諸々分かっていたなら、もう少しエステルの精神に寄ってやれよと思わなくもなかった。
エステルが打ち明けなかったのもあるが、もう少し早く擦り合わせできていたなら、彼女の精神的負担は早くから減った気がする。
でも彼女の精神的成長には必要だったとなると、致し方ないのか。
もどかしい。
予想はしつつ驚いたのは、カリーナの正体。
ヒントはあちこちにあったので「やっぱりか」と思いつつも、美麗なイラストを見れば納得という。
あの姿が似合っちゃうのか。
ある意味一番キャラが立っていたので、後書きにあった通り、あれくらいの出番でよかったやも。
主役食う勢いのキャラだったので。
カリーナメインの話も読んでみたくなった。
中古
これは、ソーニャではないですね。
強いて言えば、ヒロイン妹がソーニャ案件かな。
しかしヒーロー、国力を笠に着てヒロインに関係を強要していましたが、それならヒロイン父を脅せば?と思っちゃいました。
その方が話が早いのでは?笑
なんだか色々とツッコミ所満載でした。
あ、挿絵は素晴らしく美麗です〜、眼福!
物足りない!
正当な王妃の娘であるにも関わらず、母と二人で離宮に追いやられたヒロイン。そこへ怪我をしたヒーローたちが訪れ交流が始まります。お互いに惹かれ合ったものの身分も明かさず怪我が治り別れます。それ後、異母妹が隣国の王と結婚するので侍女としてついていき再開を果たしたヒロインとヒーロー。
ソーニャさんと読み終わってから気付くほど歪んで(?)ませんでした。そこを期待していたので期待外れで☆2です。物語としては普通でした。隣国の王に溺愛されたもののヒロインがなかなか頷かずダラダラ関係だけ進むので二人の甘さもあまりありませんでした。