あらすじ
タクシー運転手である主人に長年仕えた一冊の道路地図帖。彼が語る、主人とその息子のおぞましい所行を端正な文体で綴り、日本推理作家協会賞を受賞した表題作。学校でいじめられ、家庭では義父の暴力に晒される少女が、絶望の果てに連続殺人鬼に救いを求める「無垢の祈り」。限りなく残酷でいて、静謐な美しさを湛える、ホラー小説史に燦然と輝く奇跡の作品集。
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Posted by ブクログ
何回も読み返したしこれから人生でもっと何回も読み返すと思う。気持ち悪いのに静謐な世界観とか逆にずっと悪趣味な話もあって楽しい。
Ωの聖餐が一番好き。聖餐は清算•凄惨あたりとかかってるのかな?と思った。主人公は典型的平山主人公って感じ。
最終的にオメガの代替わりになった主人公は幽閉されるだけでなく耳を潰された遣いしか送ってもらえず、おそらく人間的な尊厳死(オメガが主人公にしたように自殺幇助させる)も数学者としての成功も望めない(頭の中には浮かんでいるのに)。かなりかわいそうではあるけど、本人が満足してるならいいと思う。オメガの博識かつ高尚な脳を食べて、数学の本質は名声を得ることじゃなくて自分の頭で理解することが大事だと気づいたのかも。ただ諦めただけかもしれないけど。次に替わりにされるっぽかったハツとか食人に飽きて肉ダルマにされるのを待つだけだったオメガとか証明がしたかった主人公全員の利害が一致してるから、意外とハッピーエンドかも。
意図してるのかはわからないけど、最後送られてくる使用人は耳が聞こえないのかハツが潰してるのかわからんけど主人公の語りは聞こえてないわけで、この話も表題作と同じく『独白』になってるのがイイ。統一してるのかなと思ったけど、すまじき熱帯とかはどうなんだ?って感じかも。でも前編通して一人称視点だしぽいっちゃぽい。
テバも不憫。出てきたぞと思ったら即殺されてた。ゴリゴリの文系だからわからないけど、数学者の世界の厳しさと異常性って本当にこんななのかな?
汚い描写とかカニバリズム的な描写は全然大丈夫だけど、微々たる麻酔のみでチェーンソーを使って足を切断するシーンは痛そう。膿とか血とかゲロとかばっかでなんかこれ切ってももっと傷口悪化するだろと思ってた。
スミレの花の香水嗅いでみたい。ハツとオメガに何か確執があるっぽかった?のが意外。考えてみたら当たり前なんだけど、オメガの特異性というか浮世離れ感が半端じゃなくて、元組のものとか組織との関係とかをあんまり想像しにくかった。
学問とか讃美歌とかの高尚な要素+露悪的な海外のスカム作品って感じの雰囲気で好き。ガワが汚いけどラストシーンとかは神秘的な雰囲気なのがギャップで良かった。なんならガワのスカムビデオ的要素もかなり好きだと気づいたので新しい自分の発見。主人公の過去についてとかオメガの過去については色々引っ張れそうなのに、淡白に書いてるのも好き。グロテスクで重い話だけど、情緒的な部分がほとんどなくてドライ。
これきっかけで羊たちの沈黙かなり見てみたくなったけどどこのサブスクもやってないね。
Posted by ブクログ
グロいし怖すぎ。
平山先生ってホラー作家じゃなかった?
短編集だから読みやすかったです。
「Ωの聖餐」が特に好きかも。
Ωの思惑がちゃんと叶ってよかった。
主人公はよくΩの身代わりになろうと思えたなぁ。数学の証明への探究心が変態的過ぎる。
「無垢の祈り」は心を抉られるくらいふみが可哀想。
「怪物のような顔の女と溶けた時計のような脳の男」はめちゃくちゃ痛そう。
エログロが好きな方にはおすすめ。
Posted by ブクログ
グロい系の話は良かったが意味不明な話は意味不明でなかなか読むのに時間かかった。
無垢の祈りが1番良かった!
・C10H14N2(ニコチン)と少年一乞食と老婆
★★★
よく分からない話だった。
その町に住んでる人たちは何故かすごく残虐な一面がある。
読んでた時はそのホームレスのおじいさんに対してだけかと思ったけど、人間は誰しも優しい面と残虐な面を兼ね揃えているって事なのかも。
・Ωの晩餐 ★★★★
平山さんっぽいグロ描写が良き!
始めはオメガが人間なのか、化け物なのか不明だったが読むにつれてその存在を普通に受け入れられていく。むしろ色んな人の脳を食ったから頭良いので知的な存在として受け入れてた。
・無垢の祈り ★★★★
いじめられっ子の主人公ふみ。かと思ったらしっかりやり返して好感度アップ。
かと思ったら家庭環境が最悪。母は宗教にハマり、義父はDV糞野郎。
義父に殺されレイプされかけるが、連続殺人鬼に助けられる。
もしかしたら殺人鬼が殺した人達は糞野郎達を殺してたのかも?!
・オペラントの肖像 ★★★
ちょっと奇抜な設定で、設定を理解するのに少々時間がかかった。
世界平和と秩序を守るため洗脳?されコントロールされた世界。
芸術がコントロールを解き美術品を所有する事は大きな罪になるという話。
罰せられた人達の状況が過酷で1番印象に残った。
・卵男 ★★
世界観を理解するのに時間かかった。
・すまじき熱帯 ★★
なにがなんだか分からないクレイジーな話だった。
・独白するユニバーサル横メルカトル ★★
期待し過ぎたかも。
地図が主人公の話。地図の1人語りで話が進むが読みにくかったー
・怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男
★★★★
タイトルからして好みのグロい話。
拷問の話やって読んでて足の指が痛くなった〜
砕いたり切断された足の指を焼いて、さらにそこに釘打ってその釘をバーナーで焼いて、、
良かった!笑