【感想・ネタバレ】死の味〔新版〕下のレビュー

あらすじ

ポール卿の周りでは、不可解な事件がいくつも起こっていたことがわかる。前妻の事故死、看護師の自殺、家政婦の溺死……。ふたたび捜査線上に浮かびあがったこれらの事件は、今回の事件とどのようなつながりがあるのか? 名門ベロウン家の複雑な人間関係の糸を解きほぐし、ダルグリッシュ警視長が導き出した推理とは。緻密な構成と重厚な筆致で人間心理を巧みに描いた、英国を代表する巨匠の渾身の一冊。解説/千街晶之

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

登場人物が多めで何度かリストを見返したけれど、主要人物から端役にいたるまで一人ひとりの心理描写が秀逸で、満足度の高い読書体験になった。構成としても終盤の展開は劇的で見事だったし、その後の描き方についても、大変な目に遭った当人ではなく慮る人の目線だったり、宗教的な皮肉と救いを交えたジェイムズらしい落とし方が美しい。いつかまた再読したい、読み応え十分な作品だった。

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2024年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

下巻半ばで犯人判明したころから急に展開が早くなり予測不能な結末となった。ベロウン一家のそれぞれの思惑。メイドさん然り。エミリー・ウォートンとダレン少年との関係性と変化。ダルグリッシュ、マシンガム、ミスキン、警察官達のプライベートも丁寧に描かれていたからこそのラスト。読んでよかった。ミスキンの活躍をもっと読みたいし、シリーズ最初から読んでおきたい気持ちになってる。しかし「死の味」という題名は秀逸。登場人物ごとに死の味わいが見事に違ってた。文庫の表紙の背景、上下巻反転も良い。

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2024年10月11日

Posted by ブクログ

犯人がわかってからもドキドキする。
全員が救われるわけではないし、
敵キャラがみんなやっつけられるわけでもない。
スッキリしたい気分だったので、そこだけ物足りなかった。

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2022年12月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

後半の犯人がわかってからはかなりスリリングな展開で、ドキドキしながら読みました。

ダレンとウォートン嬢は、冒頭からのお付き合いだったので個人的にもっともっと幸せになってほしかったのですが、すごくリアルな終わりかただなと思いました。

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2022年10月25日

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