【感想・ネタバレ】死の味〔新版〕上のレビュー

あらすじ

教会の聖具室で血溜まりの中に横たわっていた二つの死体。殺されていたのは、浮浪者ハリーと元国務大臣のポール・ベロウン卿だった。一見何の関係もないような二人がなぜ同じ場所で死んでいたのか。そして、死の直前のポール卿の不可解な行動は事件にどうつながるのか? 繊細な感性と鋭敏な知性で難事件を解決してきたダルグリッシュ警視長がベロウン家の秘密を解き明かす。著者の代表作にして英国推理作家協会賞受賞作

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

P.D.ジェイムズの長編作品の上巻。
精緻で鋭い心理描写に唸る。
人間の心のひだをこうも丹念に拡げられると、自分の隠している部分まで見透かされそうな気がしてくる。

ミステリとして謎解きメインの読者にはやや冗長に感じられるかもしれないが、私はこういう女性作家にしか描けない作品が好みなのを再認識する。

そして気になる。犯人は。動機は。
下巻の展開が楽しみ。

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2024年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

教会の聖具室で見つかった2つの遺体。一人は大臣を辞任したばかりのポール・ベロウン卿。もう一人は浮浪者の男。上巻444ぺージを読んでも二人とも無残に殺されるような過去はなさそう。でもベロウン卿の周りの人は曲者揃いで、死者も多いし嫁も誠実な人じゃない。捜査も序盤の状況で下巻へ。少しもどかしい気もするけれど、人物描写の丁寧さが際立ち感情移入しやすい。ケイト・ミスキン警部がんばれ!!

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2024年09月25日

Posted by ブクログ

風景描写、人物描写がしっかり。
解説にはくどいみたいなことが書いてあったけど
そうは感じない。
時代や国を超えて読まれるには、じっくり書いて飽きさせない表現が必要だと思った。

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2022年12月14日

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