あらすじ
気弱な伯爵夫人ラムは、新婚にもかかわらず夫の伯爵シャールに見向きもされない日々を過ごしていた。
さらには、その扱いを見た侍女や執事に軽んじられ、嫌がらせをされるように。
辛い生活が続いたある日、侍女に突き飛ばされ頭を打ったことがきっかけで、ラムは前世の記憶を思い出す。
なんと、ラムの前世は歴史に名を残す偉大な魔法使いアウローラだったのだ!
記憶を思い出したことで、今までの扱い耐えられなくなったラム。
彼女は、いつものように嫌がらせをしてくる侍女を、執事を……魔法で吹っ飛ばす!!
そうして窮屈な「伯爵夫人」生活から抜け出そうと行動し始める!
しかし、様子が変わったラムに興味をもったのか、シャールが迫ってきて……?
果たして、ラムは自由な生活を手に入れることができるのか――!?
感情タグBEST3
五右衛門か?
またつまらぬものを...って、言うくらい、ヒロイン強いです。身体強化でバキッといくこともあれば、地味に嫌な魔法を使うことも、転移魔法も、何でもござれ。転生したヒロインの体が弱過ぎて、前世ほど無双できないもどかしさも感じているようですが...旦那様が気にかけてくれるから、いいんじゃないかと。恋愛偏差値は低そうですが。
前世の記憶を取り戻してからは、強気で前向きで、読んでて楽しいです。
500年前の伝説の魔法使いという前世の記憶と力が蘇ったことで、必要以上におどおどビクビクと人から逃げまわってきた伯爵夫人の突然の変貌ぶりに彼女を侮っていた周りはぎゃふん。
多彩な魔法で周囲を驚かせ惹きつけ、自分に無関心で冷たいと思っていた夫とも良い感じに。
その規格外な活躍ぶりが痛快。
500年前の彼女の死因、魔法が衰退してきてしまったことなどについての謎を残しつつ。
サクサクとした展開が小気味よくこれから楽しみです。
それにしても、伝説の魔法使いアウローラに心酔している夫に、実はその生まれ変わりが自分の妻だったなんて、それがわかったときのことを想像するとなんだかニマニマしてきてしまいます。
面白い
久々に一気読みしました。
最初はいじめられていて鬱々としてましたが、記憶を取り戻してからは爽快で、話もサクサク進み、あっという間に読めました。
シャールとは中々もどかしいですが、今後どんな風になるか面白そうですね。
テンポもいいので飽きることなく読めました。
魔法が廃れたのが奥深い闇がありそうですが、弟子も出てきて次の話が楽しみです。
終わり方が何とも
ヒロインは最強魔女だったけれど、優しくて思いやりがあって我慢が必要な時は我を通さずきちんと待つ。
ヒーローは思っていたよりも性格は良かった。ヒロインに優しい。けれど愛情なのかはまだよく分からない。
居場所を作って住み心地を良くして、まだまだこれからって所で終わってしまった。