あらすじ
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多くの企業やコンサルタントに数字の読み方を教えてきた著者の最新作!
「これだけは押さえておきたい」ファイナンスの新常識を難易度別に徹底解説。
かつての会計ビッグバンほどのインパクトはないものの、
経営環境の変化によって、会計の常識も静かに変わっている。
実務家や投資家にとっては欠かせない基礎知識を、
企業分析に定評のあるコンサルタントがわかりやすく解説する。
「無借金経営は本当に素晴らしい?」
「なぜPLがこんなに“退化”しているのか」
「自己資本比率よりも重視されている指標とは?」
「粉飾決算の典型的な手口とチェックポイント」……。
多くのビジネスパーソンやコンサルタント、
学生に数字の読み方を教えてきた著者が、
新時代に押さえておきたい「あたりまえ」をサクッと解説!
1項目数ページの読み切り形式で必要箇所から読み始められます。
トヨタ、ドコモ、ソニーなど、実際の企業の事例も満載。忙しい方にもお勧めです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
会計に精通した著者が決算書の見方や近年変わった会計ルールについて実際の企業を事例にして解説した一冊。
BSやPL、キャッシュフロー計算書など会計で使われる指標の今の見方を本書でわかりやすく理解することができました。
セグメント情報で意外な企業の稼ぎ頭がわかったり、稼いだキャッシュの使い途や業種によっての自己資本の考え方なども理解することができました。
また、IFRSや収益認識基準といった近年導入された会計ルールが従来とどのように変わったのかや市場再編、BSの以前の自己資本比率から重視している基準が変わってきていることやキャッシュフロー計算書の見方や銀行や保険会社など特殊な業種の決算書の見方やキャップエムの考え方などもわかりやすく解説されていて勉強になりました。
本書で解説されているROEやキャッシュフロー計算書が重視されるきっかけとなった粉飾決算の手口などから背景についても知ることができました。
また、投資家の目線や株価の高い会社の評価などもわかり、データもレーダチャートなどで比較もわかりやすく勉強になりました。
そして、ROEだけでなくROAやROICなど投資家と企業が注目するWACCや統合報告書の見方なども知ることができました。
そんな本書の中でも利益の表示は企業ごとに違うことや特別損失か営業損失かで赤字の見方が変わってくることなどは印象に残りました。
本書で学んだ知識で決算書を見ることによって企業の真実を知ることができると感じました。
近年国際基準により近い見方や指標が普及してきて色々な観点が増えていることや視点によっては新たな側面を見れることも本書で知ることができました。
そんな本書全体を通して企業分析に役立つ知識が満載だと感じた一冊でした。