【感想・ネタバレ】なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのかのレビュー

あらすじ

「苦しい恋」にはわけがある。キーワードは「心の穴」と「自己受容」。上野千鶴子氏、白河桃子氏ほか、《女性の生き方》問題の第一人者も絶賛したベストセラー『恋とセックスで幸せになる秘密』が、大幅増補・改題!「恋愛」と「生きづらさ」を考えるための決定版。

國分功一郎氏(哲学者)推薦!

「マニュアル本の体をした、真に倫理学的な書物」特別対談:信田さよ子(臨床心理士)

解説:湯山玲子(著述家)

【目次】
まえがき
男性読者のためのまえがき
この中に「あなた」か「あなたの友だち」はいますか?
[1章] なぜ、あなたの恋は「うまくいかない」のか?
[2章] 「恋する女は美しい」は、嘘。
[3章] 恋しても「心の穴」は埋まらない。
[4章] ヤリチンとオタクだらけの男たち。
[5章] 「女は、しんどい」社会のしくみ。
[6章] すべての「親」は子どもの心に穴をあける。
[7章] 「いいセックス」をするために。
[8章] 自分を受容できるようになるための7つの方法。
[9章] 運命の相手は、どこにいるのか?
あとがき
男性読者のためのあとがき
[10章] 女性読者の恋のお悩みに答える
[特別対談] 信田さよ子×二村ヒトシ
文庫版のためのあとがき
[解説] 湯山玲子

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とにかく自己受容をしなければ愛することも愛されることもできない。心の穴はふさぐものではなく形を把握するもの。そういう本だった。読んでいて何度も辛くなって泣いた。過去の色々な経験が頭をよぎった。ひとまず自分の感情をそのまま
感じきることから始めて、自己受容していきたい。それが難しいのだと気づいたけれど
わたしは自己肯定できていると思っていたけれどできていなかった。かわいい自分なら好きだというナルシシズムしかない。自己肯定という言葉よりも自己受容という言葉の方がイメージしやすいな、と思った。 6/25

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ


編集中


自分の歪さをまるっとそのまま受け入れることの大事さが書いてあった。
自分の心の形が、少し視覚化されるような本だった。私は「人はどう生きるか」を読んだ時と近い感覚になった

人にやってもらったことの形が、自分の想像していたものと違ったとしてもそれをありがとうと受け入れて、言葉にする。120%で喜ぶ。自分が知っている、自分に自分にやっている形でしか認識することができないので自分を愛することができていなければ、人が自分を愛してくれていることにも気づくことがない。

怒りがある時や感情が触れる時は自分の気持ちと向き合い、どうした時自分の感情がそうなるのか知ること、向き合うことでパートナーや近くにいる人との関係性がより深まることとなると分かる

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 なぜ現代の社会というのは、こんなに「やらなければいけないこと」が増えちゃったのでしょう?
 そもそも、社会というのは、かつて男たちが作ったものです。
 そのころの社会は、男たちのためだけにあり、女には「女だけの社会」があったのです。
 しかし時代の移り変わりとともに、男の社会に女性も加わるようになり、今では「女が、外で仕事をすること」はあたりまえになりました。
 別々だった「男だけの社会/女だけの社会」が「男と女の社会/女だけの社会」になった。女性は両方の社会に属さなければならなくなったため「やらなければならないこと」が増えてしまったのです。
 女性たちは自己愛しにくい状況だからこそ、愛されることを求めて恋をしてしまうのかもしれません。でも、そこでもやはり苦しい思いをすることになってしまう。
 八方ふさがりーーこれが今を生きる女性たちの現実です。
「自己愛できなさ」は、あなただけの苦しみではないのです。

 恋するということは「欲しがること」ですから、苦しいけれど刺激的で、楽しくもあるでしょう。
 愛するということは「欲しがること」ではなくて、自分や相手の心の穴を「見ること」です。もしかしたら、それほど楽しいことではないかもしれません。
「見る」とは、正しいか正しくないか、よいか悪いかの判断をせずに、おたがいの心の穴を認めて、受容することです。目の前にあるものを大事にするということです。
 それは、何かを「あきらめること」でもあります。
 あきらめる、っていうと悪いイメージがありますよね。「あきらめたら負けだ!」とか「あきらめたら、そこで終わり」とか。
 でも、じつは「あきらめる」という言葉がネガティブな意味で使われるようになったのは最近のことなんだそうです。
「あきらめる」は、もともと「あきらかにする」と同じ言葉で「本当のことを知る」という意味がありました。
「欲しいけど手に入らないもの」をしぶしぶあきらめるんじゃなくて、
「自分を苦しめるものは、本当は自分には必要じゃないものなんだ」ということを知って、あきらめる。
 そして「別れて人のことを、あきらめる」だけじゃなく、
「この人を愛する」「ずっと、この人を愛しつづける」ためには、やはり、あなたの中の自分に向かっている何かも、あきらめなくてはならないのです。
 恋の相手なら「理想の相手」かもしれませんが、愛の相手は「あなたと同じで欠陥もある、生身の人間」なのですから。
 その時は、暗い部屋の中で沈んだ気持ちであきらめるんじゃなくて、明るい光のほうを向いて、あきらめる。
 いま求めているものは手に入らないかもしれないけれど、もっと自分にしっくりとくる、別の明るいものがあるということを信じて、あきらめるんです。
 恋を失いそうな時、相手に執着したくなる自分の気持ちに気がついたら、こう思ってみてください。
「自分にできないことは、やらなくていい」
 愛すること愛されることが、できそうなのに、やっぱり何かをあきらめきれない、逃げ出したくなってる自分に気がついたら、こう思ってみてください。
「もうそろそろ『もっと! これ以上』って思わなくていい」
 手に入らないものを手に入れようとする「努力」が「あなたを苦しめる」なら、それは欲しがらなくていいものなのです。

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2022年11月03日

Posted by ブクログ

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岸田奈美さんがおすすめしてていつか見つけたら読んでみようと思ってたものを発見(恵文社)

これ、タイトルが中身を言い当てて妙はそうなんだけど、でももったいないとも思う。このタイトル、手に取りづらそうだもん。でもおすすめしたい!

これ、恋のノウハウとかそういう小手先のことではなくて、恋人、夫婦に限らず、人間の心理学的なことが書かれていて、 心の穴 と 自己受容がキーワードになっていて(!)自分を愛しましょう本のわかりやすい版みたいな。
(自己肯定より自己受容、という表現も個人的には好き)
AV監督が書いている本なだけあって、そういう系の話もかかれているけどなかなか興味深い。

_φ(・_・
みんな誰しも心に穴があって、その穴が何か、に気づきやすいのが恋をすること
そして心の穴に触れてもらうことが気持ちのよいこと。あとは、手に入らないものを手に入れようとする努力があなたを苦しめるのならそれは欲しがらなくていいもの。
セレンディピティをたいせつにすること

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2022年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なかなかすごいタイトルではあるが、男性目線でなぜダメな男に引っ掛かるのか、などを解説している新しい切り口の本。
著者は「心の穴」と言う言葉で、自分ではコントロールできない感情や考えが湧き出る場所を表現しており、それは本来的に埋められないものだとしている。その穴を認めることが自己受容であり、それを無理に埋めようとすると相手に執着したりしてしまう、という内容。

個人的には末尾に収録されている特別対談「信田さよ子×二村ヒトシ どうして女性学はあるのに「男性学」はないんですか?」がおもしろかった。
特に特別対談内の信田さんの言う、「父の娘」という考え方がとても自分にしっくりきた。
父からの性的な視線は一切なく(=女ではない)、ただ男でもない。そして教育投資がされた結果、今の自分が形成されていると思う。
親とも仲が良く、特に不満に思ってきたことはないが、自分が恋愛的に踏み込みきれずに恋愛を楽しめないと感じる時があるのは、これが理由なのかもしれないと感じた。そしてこれが私の「心の穴」の一つかもしれない。

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2024年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

好きになる人に感じる魅力は、自分が自己受容できていない部分。
相手の魅力はいずれ憎しみを持つ部分に変わる。
自分が惹かれる人は、自分のことを変えてくれそうな人。

なるほど、となった。
幸せになるためには自己受容することが必要だけど、なかなか時間がかかりそう。

本編を読んだからこそ分かるのかもしれないけど、本編よりも最後の対談が面白かった。

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2023年04月21日

ネタバレ 購入済み

読みにくい

何十回ナルシシズムや自己受容
と言う言葉が出てくるが脳内で読みづらくて
イライラするので内容が入ってこない
それが何なのかもっとわかりやすい言葉に変えるのが本ではないのか

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2022年11月25日

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