あらすじ
第一印象抜群の婚活相手がもしも「専業主夫」志望だったら…?
仕事にかまけ、35歳でようやく婚活始めた美智香の前に現れたのは、大企業の課長で、人当たりも柔らかい、気の利く1歳上のイケメン・鵜森(うのもり)さん。「コレはなにかある!」そう踏んであれこれ質問を繰り返す美智香だが、欠点らしい欠点が見つからない。
最後に彼が遠慮がちに打ち明けてくれた「専業主夫になりたい」という以外には。
「ありえないでしょ」と心の中で一蹴する美智香だが、鵜森さんの人となりに触れて、彼のことを知りたいと思うように…!?【恋するソワレ+】
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匿名
自分は何ができる
大手パチンコ企業の営業として全国転勤を繰り返していた綾瀬美智香は35歳で本社勤務になった。
今まで仕事にかまけていたため焦りはあったが転勤族は本社勤務になった後に結婚している人が多いと聞き婚活を頑張るが撃沈。
結婚相談所の相談員からプロフィールを見ずに会って欲しいと言われる相手と会うことにする。
その相手、鵜森将は美智香の一つ上の大手食品会社勤務でイケメン、そしてスマートな身のこなしとなぜ売れ残っているのか疑問な相手だった。
そして彼から専業主夫希望と聞き事情を察する。
引いてしまったが仕事にかまけて日常の家事がおろそかになっている美智香にとってはもう後がない優良物件であるので、なんとか共働きにもっていこうと次に会ったときに説得を試みることに決めた。
しかしうまくいかず次は彼の家で会うことになる。
一緒に料理を作るなかで手際のよさに惹かれるが、それなら自分は彼に何をしてあげれるのかわからなくなってきた。
自分が自分がとなりすぎて相手にとって人生において自分の存在がどうなのか、という視点はあまり考えたことがなかったので読めてよかった。