あらすじ
「あなただけは分かってくれるはず。だって血のつながった母と娘なんだから」――
オトナになった母娘の関係を時に重く、時にユーモラスに描いたコミックエッセイ。あの手この手で娘たちを支配しようとする母親たちの姿は、恐くもあり、おかしくもあり、“あるある"と共感するところもあり。
読売新聞生活部によるコラム「オトナの親子」も掲載。様々な方から寄せられた体験談とともに、専門家からのアドバイスも。親との関係に悩み苦しんでいる全ての人におくります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コミック部分は 娘からの苦悩目線で書かれていて
娘が決死の覚悟で 行動を起こしても
親にはあしらわれたり・・・ああ 辛い
少しは響いていても 根本はなかなか変えられない
ここが他人と違って悩ましい部分ですね
自分も娘にこんな呪いの言葉をかけていないか
と 自戒を込めて読みました
両方の気持ちで読める本です
Posted by ブクログ
字だけだったらちょっと(内容的に)読むのしんどかったかもしれないです。
漫画の絵のテイストも、読むハードルを下げてくれてる気がします。
ここまでではないにしても、かつての母、かつての自分と重なる部分もあり、読んでいて「100%他人事」ではなかったです。
今はなんだかんだ適度な距離感で良好な関係でいられてるけど、そこに至るにはそれなりにしんどいヤマを越えなければならなかったから、登場人物(娘側だけだけど)の葛藤はよくわかります…
小さいことではまだ諍いも起きるし、そのあとの罪悪感は歳を重ねるごとに、相手が老いていく分余計に強くなってる気も。
母娘の間で色々あって悩むことは「自分だけじゃないんだなー」と心丈夫にしてくれる一冊でした。
パート2も早く読みたいです。
Posted by ブクログ
子どもの立場から親子(母娘)関係を修復したい、親に想いを伝えたい、と思っている方にお勧めしたい。そのあたりの修復行動は一周まわってもう逃げる(絶縁する)しかないタイプの方には物足りないかも。
あと、自分自身の親子関係は微妙だけど、自分の抱えている背景を自分の子どもに伝承させたくないと感じている方にもよいかも。
一番最初に読んだのは刊行してすぐくらいで、いわゆる毒親コミックエッセイ、とはちょっと違うなぁ、と思った。
本当にもう逃げるしかないような毒親に悩まされていても、子どもは親を簡単には見切れないので、最初は親からの逃げ方指南してるような本には抵抗があると思う。そんで「自分ちはここまでじゃない」となって、問題が先送りになってしまうこともある気がする。
毒親ってほどじゃないんだけどなぁ、みたいなビミョーな「(タイトルにもある)オトナの親子」関係を感じている方にまず読んで欲しいなと思う。