あらすじ
1日約180Lもの原尿をつくる腎臓。腎臓は原尿を「血液に戻す分」と「尿として排出する分」とに仕分けし、体内の水分、塩分、血圧などを一定に保つ。近年、血中のリンを多く排出できる腎臓を持つ動物ほど寿命が長いことがわかった。中でもハム、ベーコン、プロセスチーズ、かまぼこなどの加工食品に多く含まれる無機リンは、体内で老化加速物質へと変貌し、慢性腎臓病、動脈硬化、心臓病を引き起こす。リンを排出する力は自覚症状なしに衰え、気づいたときには手遅れに。食事や運動の工夫で腎臓を強く保ち、寿命を延ばす方法を伝授。
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Posted by ブクログ
腎臓を大切にする生活を心がけたいと思いました。
腎臓は老廃物を排出する臓器。腎臓の機能不全により身体中が老廃物を溜め込み、他の機能の障害につながる。
「リン」が要。
特に無機リンがこわい。
Posted by ブクログ
目立たない地味な存在と思われていた"腎臓"は重要な臓器であり、"リン"は毒であることを理解できた。もうリン過剰の加工食品を食べたくなくなるし、運動不足を解消せねばと思う。
Posted by ブクログ
この手の本を何冊か読んで、共通する点がいくつかわかって来た。
減塩だけでなく、食品添加物が多い加工食品をなるべく減らすこと、足を使った運動で血を巡らせ筋肉を維持し骨に適度な負荷をかけること、血糖値の乱高下を避けること。
なんとか頑張って腎臓を守りたいと思う。
Posted by ブクログ
腎臓は塩分の取りすぎが原因と思っていた私は、かなり焦らされた。
リンの過剰摂取の危険性は世の中ではそれほど周知されていない気がする。だから仕方ないと言えばそれまでだが、これからは意識していかなければならないと思う。何十年後かに、砂糖の危険性と同じくらいに、リンの危険性も知られる世の中になれば良いのだが・・・
Posted by ブクログ
リン酸塩が寿命を決めると初めて知りました。リン酸塩を含んだ食品特にハム、ソーセージ、ベーコンが怖い事が分かった。食品の裏側にある添加物表示を必ず見るようになりました。なんでこんなに添加物使われているのか愕然としました。特にコンビニ食品最悪ですね。日本は添加物天国です。
Posted by ブクログ
タイトルで全てを言い表している書。
腎臓が大事な臓器であることは今更のお話でないが、人の寿命という観点で近年わかってきた(著者の研究)ということのようだ。
Posted by ブクログ
噛み砕いて何回も説明してくれるので分かりやすい。結局のところ、運動と食事が大事。分かりきっていた結論だが、色々と説明を読んでリンと腎臓の働きについて理解しながらだと、まぁそうだよなって納得できる。
Posted by ブクログ
「沈黙の臓器」腎臓に隠された機能について解説された一冊。私たちが普段食べている多くの食品に含まれているリンが、体内でカルシウムとくっつくことでできる物質(老化物質)が血液中に増えると、慢性腎臓病、動脈硬化、心臓病を引き起こし、老化を促進させるという。リンは腎臓で排出されるが、加齢によって腎臓は弱まることもあり、普段からリンを体に貯めないことが大事であり、本書ではリンを体に貯めない生活習慣(主に食事)が解説される。日本人に多い慢性腎臓病が気になっている人や、アンチエイジングに興味がある人にオススメ。
Posted by ブクログ
腎臓が弱いみたいなので気になって読んでみた。
骨と腎臓が老化を管理している
リンの摂取を抑える
特にファストフード、加工品を避ける
体を動かす事でリンを骨に封じ込められる
Posted by ブクログ
加齢による腎臓の機能低下は、避けることはできないようである。人生100年時代を豊かにするためには、まず健康である事が求められる。
参考にさせて頂きます。
Posted by ブクログ
物言わぬ臓器、腎臓。
しかしとても大事な役目を負っている。その腎臓を痛めるのが過剰なリンの摂取。リンは骨を作るという意味ではとても大事な栄養素ではあるが、摂りすぎると血管をはじめとする臓器を傷める。
しかしリンは「ph調整剤」のように表に表記されていないので注意が必要だ。
Posted by ブクログ
リンが少ない動物ほど寿命が長い
リン=老化加速物質
リンは、リン酸カルシウムとして骨を構成している
ふつうの食事をしていれば不足しない
腎臓のネフロンは消耗品である
慢性腎臓病(CKD)は体内にリンがたまってしまう病気
ネフロン数の減少が腎臓の老化=CKDの発症につながる
尿毒症はリンによって起こる早老病ではないか。
血液中のリンガ過剰になるとリン酸カルシウムとたんぱく質が結合してコロイド粒子として血中を移動する。=CPP。これが悪さをする。石灰化、細胞毒、炎症などを引き起こす。
コレストロールと同じ。CPPとコレストロールをコントロールすること。
非感染性慢性炎症を起こす=老化
リン酸カルシウムの骨を持つ生き物は、リン酸カルシウムのために老いる宿命を持つ。
尿中のリンはネフロンによって排出する。
FGF23というホルモンで調整。この数値が多くなるとネフロンがだいぶ少なくなっている証拠。健康診断ではチェックしていない。微小なので精密な検査が必要。
年を取ったら食べ物に気を付ける。
肉、乳製品、ラーメン、ファストフード、スナック菓子、スーパーやコンビニの総菜、に多く含まれる。
肉は週3回まで、加工食品、ファストフードは食べない、など。
食品添加物に入っている。
無機リンは吸収率が高い。多いもの=ソーセージ、ハム、ベーコン、干し物、練り物、スナック菓子、インスタント麺、ファストフード、吸収率は90%以上。
たんぱく質が多い食材に多い。有機リンは吸収率に差があるので、吸収率が低いものを食べる。大豆など。
赤身の肉は多く吸収率も高い。
牛乳は骨の成分であるリンとカルシウムが多いので注意。
無機リンを含む食品添加物を減らすこと。リン酸塩など。
ハム、ソーセージ、ベーコン、魚肉ソーセージ、かまぼこ、練り物、下茹で、湯でこぼしをする、
座り仕事は30分~1時間に数分、歩く。体を動かすとリンを骨に封じ込めることができる。
骨ができたことで陸上に上がれた。動くと骨を丈夫にする指令が出る。