あらすじ
父の命で没落しかけのバークレア伯爵に嫁いだローザ。夫エイドリアンは予想と大きくかけ離れた彼女の様子にだんだんと惹かれ、完璧すぎる淑女のローザに見合う男になろうと決意する。情けなくも一途で素直なエイドリアンを好ましく思っているローザもその意志を支えようとするが、二人が夫婦生活を続行するには父に認めてもらわなければならない。立派な領主になるべく動き出した矢先、謎多き父の正体が冤罪で処刑された元王太子であることが知らされる。いずれ報復しローザを女王の座に就かせると言うのだ。エイドリアンは領主どころかいずれ王配として認められなければならないということだが、前途多難なようで―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。
...続きを読む感情タグBEST3
謎が解明しても新たな謎が出る
エイドリアンは妻ローザに惚れてしまった。ローザが離婚を考えていること、義父の仮面卿もローザは伯爵家復興のため貸してあるだけと言うので離婚されない方法を考え日々悩む。
ローザはそんな夫がヘタレで可愛いと思うようになった。少しずつ、夫婦の仲は上手くいきはじめている。
そして謎父 仮面卿の野望。エイドリアンの存在は彼に新境地を知らしめる。
なぜ父はローザを厳しく育てたのか?唯一無二と言いつつ、愛情を直に見せないのはなぜか?なぜエイドリアンの家(バークレア伯爵家)を復興させるのか?
面白い!!